とある大学の授業で、園芸実習のお手伝いをした。学生20人ぐらいを相手に、花苗の植え込みを教えるという内容。聞いているのかいないのか不明な、興味の無さそうな反応の薄い若者を相手に、伝えること、教えること、の困難。あー、自分でやった方が早くて、ついやってしまうのだ。いかんいかん。1対1ならまだ、寄り添って話もできるが、その他大勢を相手に、引きつけるような技は持ち合わせていない。とりあえず予定されているカリキュラムを時間内にこなさねばという思いでやるしかない状態。あー、もっと彼らの目や顔や、手つきを見なくてはいけなかったーと反省。
見るからに「たいぎい」かんじの若者たちだけど、でもだぶん、彼らは、見ている。こちらがどういう思いで、どういう言葉を発するのか、何を伝えようとしているのか。だって自分だって学生の頃、そういうふうに先生というものを捉えていたし、判断していたものねえ。「ぼくの好きな先生」な大人になれているのかどうか…