なかなか魅力的なタイトル。スコットランドとアイルランドの小さな離島で誕生した、2つのクラフトを紹介する本。
現地取材に基づく文章は、知っているようで実はよく知らなかったこのクラフトの歴史や実情を、正しく教えてくれる。島の風景や作り手の人々の写真からは、遠いケルト文化にも思いを馳せることができる。
ブックデザインも、シンプルだけどいい感じに仕上げてあるなあ、と思っていたら、奥村靫正氏でした。あの80年代、華麗に一世を風靡していたデザイナーが、こんな仕事しているのね。
アランセーター、編みたくなってきたなあ。