オスカー・ニーマイヤー展 (夏の東京2)

模型は端正で完成度が高く(多分)、写真は美しく雄大な景色だし、映像のニーマイヤーはまるで映画俳優のよう。靴を脱いで歩くイビラプエラ公園インスタレーション(約500㎡)も鳴り物入りの役目を果たしている。

でもやっぱり、建築の展覧会は不満が残るのである。

建築体験は、そこにはないのである。

そんなことはわかっているのである。

ちょいちょいっとスケッチしたかたちがまんま建築となっているし、かたちが魅力あるので、模型や映像だけでも、まあわかりやすい作家だとは思います。

でも、実際ブラジルでニテロイ現代美術館を訪れた友人は、近づいて見てみると、おいおいっていう荒さだったって言ってたなあ。

ああ、これも、遠くから眺めるべし、なのかもしれない。ブラジルは遠いんだしね。

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