学校の廊下を歩いているような気持ち。小さなホールや、スタジオや、いろいろに使えそうな空間が扉を開ければ広がっているのだろうけど、その日は全体的に静かだった。とりつくしまもないかんじで、もうちょっとわかりやすいよそゆき感があった方が、市民のウケはいいんじゃないかなあ。潔いとは思うけど、なんとなく寒々しい印象。アプローチの二階にあがる階段の空間は、異国感があって好き。
青木淳設計。
学校の廊下を歩いているような気持ち。小さなホールや、スタジオや、いろいろに使えそうな空間が扉を開ければ広がっているのだろうけど、その日は全体的に静かだった。とりつくしまもないかんじで、もうちょっとわかりやすいよそゆき感があった方が、市民のウケはいいんじゃないかなあ。潔いとは思うけど、なんとなく寒々しい印象。アプローチの二階にあがる階段の空間は、異国感があって好き。
青木淳設計。
東京国立博物館 縄文ー1万年の美の鼓動
土偶はぜひぜひ実物を観てみたかったわけで。混んでいるのを覚悟の夏休みの上野。人混みに揉まれながらも、その存在感はあたりにうじゃうじゃいる現代人の質や量を凌駕していて、押されようがうるさかろうが構わずに見とれていた。土器のふちの造形力のすごさ、装飾品のセンスの良さ、土偶の愛らしさ。まったく惚れ惚れする。いいものみたなあ。縄文クッキー型が欲しかったのだけどあいにく売り切れ。残念でした。
21-21 DESIGN SIGHT 企画展 AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展
暗闇のなかに、音と映像が繰り広げられて空間が生成されていく。もはや陽の光のもとで、人類は活動する必要もないのかもしれない。光を取り込まなくても、光を反射させなくても、みずからが発光する世界のなかで生きられる。まるで宇宙に漂うかのように。
夏の暑い日に、高層ビルの53階にエレベーターでひゅーんと上がり、日本の建築の素晴らしさをこれでもかと鑑賞する。盛りだくさんの内容で頭に入りきらない。混雑した人混みと空気感の薄いビルの内部、窓に広がる模型のような東京の風景。現代の日本を体感できた気分。
建築の日本展 森美術館
特に日頃宝石が欲しいとも思ってはいないけれど、ちょっとごくりと唾を飲み込むような魅力を感じてしまった。ブラックのデザインと、石の輝き、そしてそれを身につけることができる。ゴージャスなアメイジングな夢想に浸ってしまった。柄にもなく。
岡崎美術博物館にて。丘の上に広がる総合公園の一角にある美術館。栗生明設計。