うちに帰ろう。
うちに遊びにおいで!
あなたのおうちはどこですか?
親しみの感情を込めて、うちという言葉は使われます。
家というのは、気持ちの内側という場所でもあるのでしょう。
家族が帰るところ
親しい人を招くところ
自分自身で在り続けるところ。
家は住み手と共にずっと生き続けるものです。
あなたの暮らしに寄り添った、
居心地のよい家をつくりたいと、思っています。
環境に合ったもの
その建築は、既存の環境に加わり新たな環境をつくります。 長く大切にされてきた環境を尊重し、 そこに新たな価値を生じさせるための建築を作りたいと思っています。
家族を考える
住宅は家族が暮らすための器です。
家族やそこで展開される生活イメージをしっかり共有し、家づくりのスタートとします。
ストレスのないように
生活の中の建築のうち、住宅は家族や個人のための快適な空間を提供することを目的としています。
リラックスできて、ストレスのない住宅は一日のサイクルの中で最も重要な存在だと思っています。
永く付き合える素材
日々体が触れたり、空間そのものを構成するのが素材です。
大きな影響を与えるものですから、永く付き合える素材を使っています。
simple・friendly・practical
率直で、親しげで、実質的
人に率直なもの。気持ちに率直なもの。
人に親しげで、人の生活に実質的なもの。を作っています。
健康と住宅
人の健康に対して一番影響力の大きいものは、その人の心かもしれません。
健康な心が、健康な食事をし、健康な空間を選び、健康な体を作り、そうした総合的な結果として健康な人生になると思います。
人間の体はおよそ7年でまるっきり入れ替わります。
一日食べたものは、体の0.04%となって毎日入れ替わってるのです。
水も空気もその手助けをしています。
住宅など建築空間は、心のやすらぎや毎日のリズムを生み出して、安定した生活を演出します。
同時に、気持ちのいい空気、気持ちのいい光、気持ちのいい熱環境など、体に直接働き掛ける事で健康な生活に貢献します。
住宅は、役割とすれば潜在意識に働き掛ける裏方ですが、数十年ものあいだ毎日毎日がんばってくれています。
心の豊かさを目指すローコスト住宅
ローコスト住宅をつくるためには、単に仕上材料の品質や、構造材料の品質を落すということでは、単に住宅の品質を落すだけになってしまいます。
工事費はローコストでも、住宅の質や、住宅によって実現する生活の質は下げないだけでなく、逆に、よりユニークで、より真剣に生活を見つめ直し、より家族にフィットする住宅になる事を目指しましょう。
一番大切な事は、コンパクトに生活する事です。
住宅の面積だけでなく、生活の動作や、ライフスタイルもシンプルに、コンパクトにすることを心がけます。
限られたスペースを複数の用途に使えるようにしたり、廊下のいらない動線にしたり、部屋の使い方を厳密に装幀する事で寸法を吟味したり、、、
収納は、必要な場所に、必要な量をつくることは、コンパクトな暮らしの実現には大変有効です。収納が足りないと、どうしても室内に収納が進出してきますので、、、
コンパクトな暮らし。コンパクトな住宅であれば、完成後のランニングコストも違います。暖房や、冷房、照明は部屋の面積に比例しますが、使い方にも大きく影響してきます。
ランニングコストが、ローン返済額の1%程度低下できるなら、工事費を1%多くかける事ができる訳です。
そうしたライフサイクル・コストも考慮に入れながら、検討すべきところです。
そうしたベースの部分を、しっかりと話し合って、はじめてローコスト住宅の面白さが見えてくるのです。
物の豊かさではなく、気持ちの豊かさを実現するローコスト住宅が、目指すべきものだと思います。