生まれてからずっと同じ家に住んでいる人も、今まで様々な家に移り住んできた人も、家に対しての夢や希望はたくさん持っています。
でもいざ「自分の家をつくる」ということになると、何をどうしていいのかよくわからない、という話を聞きます。
昔の日本家屋は、人の嗜好と実際の建築とが近しい関係にあったと思いますし、イギリスのように建築について一般市民が議論できるだけの知識と関心を持つ国もあります。
自分の住む家についての思い入れや知識に欠けるという嘆くべき事態は、戦後の復興過程で家づくりというものが専門化、閉鎖化した結果、引き起こされたものだと思います。
今後、少子化によって国内の建築需要は低下傾向に向かい、家づくりそのものをもう一度考え直す時代がやってきます。
だからこそ、お仕着せの手に入りやすいものをさっさと選ぶのではなく(例えばまるでスーパーで買い物をするように)、落ち着いて「家をつくる」というゆとりのある姿勢を、まず持って欲しいと思います。
そして、設計者と充分なコミュニケーションを取り、ある程度時間をかけて知識を得ながら、納得のいくスペックの、納得のいく価格で、「住宅」を自らのものにするべきです。
家は、暮らしをつくっていく道具であり、暮らす人たちをつくる環境です。
自らの人生を生きるべく、
自らの家づくりを。
佐伯区郊外に建つ住宅です。ゆとりのある敷地に庭を大きく取ったL型の平面を持った住宅です。
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広商店街に建つ都市型住宅です。
2階をリビングにすることで、静かで快適な住空間をつくりだしています。
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中庭やルーフテラスをコアに住宅を展開しています。色彩や素材に拘った光や風を楽しめる住宅です。
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府中町に建つ平家の住宅です。広い敷地を有効に使ったゆとりのある計画としています。
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草津南に建つ住宅です。2階にリビングを配置し、採光と通風を確保しています。
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かつての海沿いを走っていた旧山陽道よりもやや高台に建つ住宅です。
2階にはバルコニーを廻した、コンパクトな住宅です。
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八幡川に近い閑静な住宅地に立地しています。
3人の家族と1匹の犬、たくさんの猫と暮す住宅です。
人が幸せに暮らすことに加え、猫と共に暮らすことも最大限配慮しました。
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府中町の中心部の狭小地に建っています。
採光を確保するため2階を生活の中心にしています。
自然素材に包まれた気持ちの良い小さな住宅です。
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西区高須に建つ表千家の茶人ご夫妻の住宅です。
1階には、不審庵松風楼を写した茶室をつくっています。
住宅は2階が中心となっています。
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若葉台のアクセス道路を見下ろす絶景地に建つ住宅です。
景観を楽しむために2階にリビングと浴室を配置することで、山荘のような居心地を実現しています。
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西区の高台に位置しています。
元々両親が住んでいたお住まいを解体して、二世帯住宅を建築しました。
いつも明るいご家族が、スムーズな日常生活と、適度なプライバシーと、落ち着いた時間が過ごせる事がテーマです。
水廻りや広間は共用とし、子世帯のリビングのみ2階に配置するという計画です。
家事が大好きなお母様と奥様が、家庭の中心として機能するので、住宅の重心は広間となります。広いウッドデッキと連続する広間と、お母さんの部屋が、日中の動線の中心となります。
2階は前面の幹線道路の影響を避けたい事と、穏やかな空間にしたかったので、上部のトップサイドライトを主な採光源にしています。
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安佐南区春日野に建つ住宅です。
ご夫婦と男の子3人の5人家族でお住まいです。
ウドデッキの中庭を設け、広間や和室と連続させ、さらに2階のキッズリビングも広間の階段、吹抜を通じて連続しています。
子供室は、最低限の個人のスペースと、広いロフトの共有スペースで構成しています。
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広島市西部にある古い斜面の住宅地に建つ住宅です。
広い住宅地の奥に建つため、庭園との連続性と、豊かな屋内空間をつくることを優先しました。
OMソーラーによる暖房や、芝による屋上緑化を行っています。
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高須一丁目で行った戸建てコーポラティブ住宅「クローバープロジェクト」第一棟。
生活の機能と動作を考えぬいた住宅です。
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アウトドアライフを愛する翻訳家の事務所兼住宅。
構造を現し、杉の厚板とシナ合板で構成された内部空間は、森が持つ広がりと力強さを表現しています。
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江田島市沖美町の沖に浮かぶ大黒神島を真正面に望む場所に建っています。
聖なる島とその前の海は借景というよりも、庭の延長に広がっています。
海の前なので、屋根にはフランス産粘板岩を葺いています。
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