先日サッカーを観ていたら、韓国にもバレンタインデーにチョコを贈る習慣が流行ってるらしいと言っていた。
日本で流行る物が韓国で流行り、韓国で流行る物が日本で流行る。そのルーツがあまり意識されることなくこれまであったように、チョコも流行ったのかーと思っていた。
さっきふと気がついた。
よく考えればロッテ!
ロッテといえば韓国では菓子メーカーを通り越して財閥の一歩手前のような勢いのある会社。それがチョコレートの販促イベントを知らん顔する訳がない。
日本でクリスチャンの風習が根付いたのはクリスマスイブとバレンタインデーのみと言っていいだろう。
クリスマスイブは、仕事納め前、会社の忘年会ラッシュの後というタイミングで忘年会のプライベート編という強烈な需要がある。
バレンタインデーは社会的に男女の交際が制限されていた時代に菓子屋が流行らせた。今となっては会社内で使えない上司をケアする手段に成り下がっている風もある。女の子同士でチョコを贈り合うのが流行っているのは、一人で買って一人で食べる侘びしさの解消と高級チョコの台頭が背景にあることも理由の一つか。
チョコの原材料カカオは(中)南米が原産らしい。
唐辛子もジャガイモもトマトも煙草もみんな南米。
いずれも韓国やイタリアやアイルランドやドイツなど国家の代表的な作物になっているものばかり。
本当に必要な物はルーツのことや、それまでどうやっていたか全然関係なく根付いてゆくものです。
そういう意味でチョコを贈る風習も、形は変われど今後も続いてゆくことでしょう。