河回邑始発のバスは7:15だったので、早起きしていたおばばに挨拶したら、門まで送ってくれました。
最後まで、女当主としての威厳とプライドはしっかり保ったまま、威勢良く送り出してくれました。
安東に帰ってバスに乗って、ソウルを目指しました。
ソウルに着いたのは11:30。
そこで二日間宿泊する旅館を探しに鐘路に行こうと鉄道のホームに立ったときに、デジカメケースのファスナーが開いてることに気付きました。
ターミナルの職員にも、バスを掃除したおばちゃんにも、運転手にも聞いたのですが、出てこず。
すられたのでしょう。
200枚以上撮った写真が残念。
気を取り直して、鐘路に行き、目星をつけていた旅館で空き部屋を聞いた。
運良く空いていたのですが4階だったので、無理矢理2階に買えて貰い(大砲のような紙を持っていたので)、とりあえず町に出た。
この日のメインは、サムソンの現代美術館。
サムソンの財力をまさに見せつけるように、マリオ・ボッタ、ジャン・ヌーベル、レム・コールハースの三人による自社のコレクションを展示する美術館となっています。
ボッタの韓国の伝統芸術館は、中央の真っ白のシリンダーの中心に闇の中に浮かぶ器や金属器が非常に美しい。
ヌーベルの建築は、韓国や欧米の近、現代美術。
内外装とも着色(酸化)されたステンレスでできています。
コールハースの建築は、企画展や地下の子ども用の展示館となっています。
美術の作品そのものはまずまずという感じですが、建築の密度がすごいです。
非常にソウル的な建築とも言えます。
息を抜く場所がない。ずーっとハイテンションのままという感じです。
一応予約制となっていますが、地元の人は普通に来ていました。