この日は、少しゆっくり目に起きて、朝ご飯を食べに行った。
牛の骨を煮込んだソルロンタンの店でソウルでは一番と言っていい老舗。
朝食にいいと日本のガイドブックに書いているせいか、日本人が非常に多かった。
それから、仁寺洞をぶらぶら。
仁寺洞は、王宮に勤めた両班達の屋敷があった地域で、蔵の骨董品を並べたり、広い屋敷を旅館にしたりということからスタートした町。
古いものはほとんど省みられないソウル(騎馬民族は皆そうだが)では、唯一といっていい古いものや伝統的なものを扱う町。
ここも数年ぶりだったが、随分かわった。
伝統的なものが商品化されたという感じ。観光客が求めるし、韓国人も伝統的なものに関心が出てきているみたい。
しかし、両班の里、安東や河回邑からやってくると、どれもが小綺麗で高い。
しかし現代美術の画廊があったりするし、面白い建物もちょこちょこでいている。
あちこちに寄りながら、小物をお買い物。
その後、さすがにばてて、宿で昼寝。
子どもも調子悪いし、警察に盗難証明書をつくってもらいに出かけることに。
電話で確認すると、ソウル駅前の警察署で一括して旅行者用の盗難証明はつくるとのこと。
地下鉄でソウル駅まで行ってみた。
この日は、丁度60年目の光復記念日(日本では終戦記念日)。
鐘路というと、王宮の前に広がる地区で、前面の道路は歩行者天国になって15日は一日中イベントをやってたみたい。
昨夜も夜中に花火をすごい量あげて、歌も歌っていた。
日本は幸いに植民地になったことがないので、独立記念日的なイベントはないから、さすがにピーンとこない。
これで8月15日にソウルにいるのは3回目(なぜか)なので、町中に戦闘警察(機動隊)が充満して、労働組合がデモをする光景もみてきたけど、今年は違った。
南北統一を呼びかけるブルーの朝鮮半島のマークのチラシや資料を配っていた。
そうした状況なので、警察署に行っても、カウンターに韓国語しかわからない警察官が一人いるだけなので、お互い困ってしまった。駅前の交番にたらい回しにされたら、駅前でもイベント。
交番で森喜朗に似た警察官に無理矢理証明書をつくってもらって、やっと宿に帰れた。
夕方になったので、東大門市場にカーテンに使う麻(中国製)を買いに行った。
運良く麻を扱う店が開いていて、しっかり値切って、バズーカー砲のようなロールを又持ち帰ることに。
夕食は宿の近くの店で、大好きなサムゲタンを食べた。
これまで二度ほどつくったことがあるが、又つくりたい。
それでもう燃料切れ