梶川泰司さん/シナジェティクス研究所所長

土曜日の午後、現代美術館で梶川さんのレクチャーがあったので行ってきました。

梶川さんは、フラーの研究所でフラーと共同研究し、その後シナジェティクス研究所を設立し、現在に至っています。
最初に梶川さんを知ったのはあるフラーの本の巻末にシナジェティクス研究所のアドレス(当時広島でした)が掲載されていたから。
丁度広島に帰ってくるタイミングだったので良く覚えています。しかし研究所は入れ違いで関東に。
その後(インターネットという言葉が流行り始めるころ)ある雑誌(日経クリックだったかな?)で小さな記事を発見し、ハイパーカードのスタックによる多面体のスタックを購入しました。

その後、著作や翻訳で活動され、多くのフラーに関する書籍を日本にもたらせてくれました。

クリティカルパス、宇宙エコロジー、バックミンスターフラーの世界等

そして、この春あるセミナーの案内をいただいたことから、広島県高野町で活動されていることを知りました。

hibagun.net

セミナーは、本では知りえないことをたくさん聞くことができて、非常に興奮しました。
特に、多面体のモデルが動くということは、実物を目にしないとわからないし、折り畳めるテンセグリティや、テンセグリティの破壊(非破壊?)実験も同様に体験できたことは大いに意義があった。

多面体がねじれながら複数の四面体に収束するということは、万物の運動の根本的なモデルとして非常にリアリティのあるものだった。

現代美術館では今後展示も含めた企画を検討するようなので、その際は是非足を運んでみることをお奨めします。
単なる図形としてではなく、地球や宇宙を包括するメカニズムの一端に触れることができるから。

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