段々畑

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先日、倉橋の南端にある鹿島に行ってきました。
ここは広島県最南端で、少し先には松山や周防大島があります。
ここのさらに南端の集落は、段々畑で知られていて、映画の撮影にも使われたそうですね。
海沿いの道を通って集落に入ると単なる小さな海村といった風情で、年の離れた小学生二人が暇そうに遊んでいたり、ばあちゃん数人が話し込んでたりというのどかな空気でした。
漁師さんの家の物干にはウェットスーツが干してありましたので、アワビとかサザエとかウニとか捕れるのでしょうか。

集落を守るように南と北に斜面があります。ここのかなりの面積が段々畑になっています。
畑まで行ってみると、一つ一つの石は小さいけど、綺麗に積んであるし、何より几帳面に手入れされています。雑草が見当たらない。積んだばかりのように、石垣は石だけで組み上げられているようです。
家族でスケッチをしてると、ばあちゃんが通りかかったので、いろいろ聞いてみました。
いつのころかわからないはるか昔から、おばちゃんたちが、石を一つ一つ背負って石垣を作ったそうです。
土は赤土なので、おいしいじゃがいもができるようです。

わざわざ行くのは大変ですが、一見の価値ある石垣でした。

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