スピーチ

現在、オバマさんの大統領就任スピーチを聴く為に、仕事をしつつ待っている所です。

日本では、特に近年、スピーチや演説に期待もしないし、いいスピーチやいい演説もなかなか出会えないと言う状況が続いていると思います。
欧米では、会議や集会などで、本音で議論し合い、そこで討議する事で集団の意志を決定したり、参加者が当初の意見を変えて自分と異なった意見に賛同したりします。
日本は、事前に根回しをする事が多かったり、党派に別れてそれが平衡線のまま会議が終わる事も多い。
儒教の影響がつよいせいか、予定調和的なその場にふさわしい発言も喜ばれます。卒業式の挨拶とか。
ですから、スピーチ文化は皆無と言っていいと思います。個人対個人の交渉は得意でも、大勢の人に語りかけ、引きつけるということは苦手なのかもしれないですね。

アメリカの大統領とスタッフを主人公にした「The West Wing(邦題:ザ・ホワイトハウス)」というドラマが有りました。
これは、民主党の泡沫候補が、若いスタッフの努力で奇跡的な勝利を収め大統領戦に勝利し、その後ホワイトハウスで活躍する物語でした。
メディア対策も重要なものとして描かれていましたが、スピーチライターもさらに重要な役割を占めていました。

面白いスピーチを探していたら、Appleのスティーブジョブズのスピーチが見つかりました。
スタンフォードの卒業式に招待されたときのスピーチです。
大学を卒業し、社会に出ていく人たちに向けた素晴らしいスピーチだと思います。
「Stay hungry,Stay foolish」

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