スペイン×ドイツ

ドイツ代表は全員自国リーグ所属選手で、スペイン代表は3人を除いた全員が自国リーグ所属選手。
2ヶ月前のチャンピオンズリーグで決勝に進んだバイエルンと優勝したインテルに負けたFCバルサ。
オランダ代表のスナイデルが所属するインテルに負けた両チームの選手たちが引っ張る準決勝の一戦は、お国の特徴が一番発揮されるゲームとなりました。
ドイツは若返りに成功し、エジルなどいい選手が活躍しましたが、最初から受けに廻ってしまって、最後までスペインのペースを崩すことができませんでした。オシム流に言うと、相手をリスペクトしすぎたという状況でしたね。
オランダは逆に最初から主導権をとりに行くのではないでしょうか?

今大会は、グループリーグから番狂わせが多く、アジアや東欧、南米の活躍と、一部欧州、アフリカの劣勢が目につきました。
しかし、決勝トーナメントに入って、優勝を目指した戦いの中で、ジンクスを覆す結果が相次いできました。

×欧州以外の開催では欧州は優勝できない。
×欧州と南米が交互に優勝。
×開催国でなければ初優勝は無い。
など。

結果として、オランダとスペインという初優勝を狙う欧州が決勝を戦うことになりました。
今年のスペインは、EURO優勝の時と同じくバルサの選手を主軸に据えています。スタメンでは来季加入も入れれば7人。
その現在のバルサのサッカーを生んだのは、かつてオランダ代表で活躍したヨハン・クライフ。
そういう意味では、決勝はクライフ対決ということになります。
すごくいい試合になりそうですし、どちらが勝っても、サッカーが希望に向かって一歩踏み出すという状況になると思います。
そういう意味では、ドイツ×ブラジルじゃなくてよかった・・・

又、オランダは昔はスペインの植民地。独立戦争で勝利してその勢いでアジアにやってきて、ポルトガルの利権を奪い、スペインポルトガルに代わって江戸幕府と交易を結ぶようになります。
当時の呼び名で言うと、南蛮人と紅毛人の戦さ。ということになりますね。

熱くスピードがあるオランダ。華麗で緩急のあるスペイン。
スナイデル×シャビ+イニエスタ。
170cm68kgの戦いです。

2008EUROでスペイン勝利ののちの楽しそうな映像

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