五日市の古くから親しまれてきた洋裁学校が解体されるようです。
和装の時代から、洋装の時代に移り変わるとき、日本の女性は先ず洋裁を勉強したそうです。
そして、自ら洋服を作って洋装に移り変わっていったそうです。
「カーネーション」でも描かれているように、既製服のバリエーションが十分でなく、流通も十分でなかった時代だったからだと思いますが、実はそれが本来のあり方かもしれません。
ミシンがあれば、自由に表現することができる。
それは楽器や大工道具を習得することと同じような、ものを作ることで自分を表現するわけですが、そこが今に時代には窮屈な状況になってるような気がします。
工場で生産された安価な商品が溢れているので、手でモノを作ることがなかなか経済的に太刀打ち出来ない状況です。
この洋裁学校から椅子を4脚譲り受けてきました。
脚が細く、可愛いフォルムの椅子です。
座面を張り替えて使おうと思ってたけど、綺麗に拭いたら、それはそれで十分我が家にぴったりはまっています。
そこで学ぶことはできませんでしたが、とても素敵だった校長先生のポリシーのようなものをおすそ分けしていただた気分です。