昨日のJリーグ頂上対決:広島×仙台戦は、広島が制し首位返り咲きとなりました。
4-4-2の仙台に対して広島は3-4-2-1。
戦術もスタイルも対照的な二チームですが、首位争いするだけあって重要な共通点があります。
コレクティブであること。
攻撃も守備も高いレベルで連動性がとれています。
旧広島監督&選手が中心である3位の浦和も含めると、コレクティブであることがサッカーでは重要な要素だと言い切っていいと思います。
しかし仙台のコレクティブさと広島のコレクティブさは大きく意味が違っています。
仙台は、規律が正しく、約束事を全員が最後まで全うする強さがあります。
広島は、この選手の独創性やイマジネーションをお互い感じあって連動する強さがあります。
剛と柔。又は四角と三角、儒教と道教といった感じ。
個人技が極端に優れたブラジル人のFWがいるなら、規律を重んじる日本人がひたすら頑張ればいい結果につながります。しかし、そうしたブラジル人が日本に来ない又は、出ていってしまう時代には、果たしてそのやり方は通用するのか?
という話だと思います。
かつての強豪(いわゆるビッグクラブ)が苦戦する今シーズンに、地方のクラブが善戦している状況は、外国人の個の力≒お金の力が強さの最重要要因と言えない状況を物語っていると思います。
お金がなくても個人の能力を最大限に発揮すると同時に、連携を重視することで、日本でNo1になれるということを実現してほしいものです。
長いデフレが地方を疲弊させていますが、潜在能力を持つ地方がその強さを活かすヒントがそこにあるように思うのですがいかがでしょうか?