現実と向き合う辛さ

2014年W杯。
あの2008年のように辛い思い出となるとは思っても見なかった人は多いと思います。
目の前にあるのは辛いけど現実。
自分たちが思っている以上に世界は広く、世界の頂点は高かった。

途中悪い予感が数多がよぎることは何度もあったと思います。
攻守のバランスの悪さ。
試合に流れを作ることができない一本調子の攻撃偏重。
軽い複数失点。
現実を前提としない過剰な自信。

アメリカと戦争した山本五十六の戦いっぷりを思いおこさせるような軽くてナイーブな日本が出てしまった3試合だったと思います。
選手や監督、スタッフ、協会だけでなく、評論家やメディア、ファン・サポーターも含めて一色に染まった楽観主義の悲劇から立ち直ることができるのか?
もちろん継続すべきことも多い。
全力が発揮できていれば結果は違う事になったのかもしれない。
しかし、選手の個の能力は上げることは出来ても、重要な場面でそれを発揮させることの出来ない総合的な力をつけることは簡単ではないだろう。
少なくとも今はその方法が思いつかない。

激しい競争を繰り広げている世界の舞台で輝くために。
もちろんひとつの球技だけでなく、様々な分野で勝ち抜くための覚悟が日本に突きつけられたと思っています。

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