一年のリーグが終わりました。
優勝したガンバ大阪おめでとう。劇的な優勝にふさわしい素晴らしいサッカーをしてたと思います。
降格した3クラブは、降格した原因を分析し、強くなって昇格してきて欲しい。
広島は、18クラブの8位という見事に中位でシーズンを終わりましたが、いろいろドラマが有りました。
2月22日から12月6日までで51試合。ガンバに次ぐ2番目に多くの試合をこなしました。来年はゼロックスもACLもない寂しい年になりますが、ゆっくり体を休めて優勝を目指すチームに創りあげて欲しいものです。
今年は、優勝したガンバの総勝ち点は63。平均1.85です。
去年の広島63、一昨年の同じく広島64ですので、近年の平均的な優勝ポイントだったと言えます。
シーズン前半は、C大阪は浦和よりも順位が高く、広島と首位を争う時期もありました。
逆にG大阪は12節までは降格ライン。両者が入れ替わったのがGWあたり。広島もその辺りから優勝争いから後退し始めます。
丁度ACL7〜8試合戦ったあたりですので、大きな重荷がずっしりとのしかかってきた時期です。ACL出場クラブはとてもサッカーをする状況ではなかったと思います。
浦和はその頃から優勝レースのトップを走ります。
浦和が足踏みを始めたのが26節から。9月27日。26節から最終節までの9試合で得た勝ち点は9。一年間このペースだったら降格するレベルです。最後の2試合の失速が話題になっていますが、その失速は26節から始まったと見るべきでしょう。
皮肉なことにC大阪戦。C大阪は、その26節以降9試合で得た勝ち点が8ですから、浦和の失速の深刻さが理解できると思います。
最後の3試合で勝ち点3とれてれば優勝だったのに、勝ち点1しか取れなかった。
2試合の失速ならば、選手のメンタルが問題かもしれませんが、2ヶ月の失速期間で修正できなかったのは指揮官の責任が問われてもおかしくないと思います。
広島は10節までに得たのが20ポイント。平均2。それ以降24試合で得たのが30ポイント。平均1.25。
もしも一年を通じて平均1.25ポイントを前後してたら、甲府のような感じで降格争いに巻き込まれていたと思います。
前半の貯金のお陰で中位にとどまっていただけで、失速以降はかなり深刻だったと見るべきでしょう。
この3シーズンは、監督交代や連覇など嵐のような時期でした。
安定して勝てるチームにするためにも、今オフや来シーズンは足元を固めることに専念して欲しいものです。