平戸島と生月島を結ぶ橋からの日の出でスタートした。
生月島は、平戸島の先にある陸からつながる最北西端の島。その最北西端の灯台を目指す。
南から到達する海流がこの角を曲がって日本海に向かう場所です。
ちょうど、突風が吹く天気だったために、海も白波が立っています。この海を風に向かって走るのはかなりしんどい。怖い。そんな海ですね。遣唐使船は途中で沈むことを前提に、複数の船で出発したようですが、その気持ちわかります。
生月島の厳しい自然に晒されている島の西側をそのまま保存してくれています。
集落は風を避けるように、平戸島との海峡に向かっていくつかあります。
平戸島では、最南端の宮之浦に向かいました。
この港は、本州から陸路で行ける最西端の土地。最西端の港。そこの小さな丘の木立の中に、小さな神社がありました。
エビスさんを祀っていました。
豊かで厳しい海と対峙する漁師の安全を守ってきた風格があります。
平戸の城下町に入ると、目の前には非常に穏やかで、風や潮の影響も少ない湾が広がっています。
海難も珍しくない地域では、恵みの港だと思います。
が、元寇では対馬、壱岐の次に襲われたようですし、その後の倭寇ではかなり活躍もしたようです。
海で生きていく厳しさも味わってきた土地なのでしょう。