阿里山・奮起湖の老老街

5月に台湾中部の嘉義に行ってきました。
かつて嘉義駅には国鉄と林業鉄道、製糖鉄道の三社の鉄道が乗り入れている唯一の駅でした。現在は国鉄と観光用となった阿里山鉄道が乗り入れています。製糖工場は停止したので、製糖鉄道も観光鉄道となって、故宮南院や高速鉄道駅まで運行されています。鉄道ファンもよく見かけました。

夜に到着した翌朝、国際粽で粽を買って阿里山鉄道(平日1日1便、休日3便)に乗って奮起湖に向かいました。9時出発、11時半に到着。ディーゼルの機関がが後ろから押すのでかなりガタガタ揺れました。世界三大山岳鉄道のようです。傾斜も急なので、一つの山をループ状に回って標高を稼いだり、奮起湖の後では、スイッチバックを何度も繰り返すようです。
阿里山鉄道は2週間前にチケット発売されますが、瞬時に売り切れます。7月には阿里山駅までの災害復旧が完了するそうなので、より人気は出そうです。

嘉義駅から北門駅を過ぎると、檳榔樹が目立つ田園地帯となりますが、険しい丘陵地を登っていくと、茶畑が増えていきました。
阿里山エリアは標高が高く霧も多い地形なので、高品質のお茶の生産に適してるようです。

お昼は奮起湖大飯店の弁当にしました。アルミの弁当箱の店です。
奮起湖の老街から坂を下るとさらに古い街である老老街があります。
阿里山鉄道が開通した時期である、大正2年に建てられた雑貨屋さんなど街並みが残っています。
雑貨屋さんの7代目であるオーナーが、珈琲豆栽培をしながら、大姑媽阿里山咖啡を営業しています。
水洗珈琲をいただきました。
高山茶もこちらで購入。$500/150gなので、$2000/斤。阿里山ではおおむねこの値段で揃っていました。
林芳製茶所は2021年には烏龍茶の賞を三つもとって三冠王になった製茶所のようですから、飲むのが楽しみです。