桃園空港から温泉町の礁渓に直行。天気予報通り5日間毎日雨。
礁渓は、宜蘭県の北にある温泉地で、温泉地が山に多い台湾では珍しく平地の温泉地です。海には亀島が浮かんでいて、日本最西端の与那国島とは100kmほどの距離にあります。黒潮がぶつかって北東にターンすると同時に、フィリピン海プレートがユーラシアプレートにぶつかって、沈み込む場所なので地震も多く、温泉が湧いてるということでしょう。
バスターミナルから大きな屋根(礁溪轉運站旅人廊道、設計:Fieldoffice)が隣接する礁溪溫泉公園(設計:象設計集団)につながっている。
町の中心部には、町を縦に貫く礁溪湯圍溝公園(設計:象設計集団)がある。道の南側には夜市、向かい側には足湯。ガラス屋根の明るい空間になっている。近くのホテルの足湯はみんな20歳前後の若者で、全員がスマホをいじってて無言。ターミナル横の足湯は、おばちゃんグループや家族、カップルが賑やかに話してる。僕たちも小籠包を買って足湯でゆっくりした。
翌朝、Fieldofficeの建物を観にいく。礁渓生活学習館、礁渓国民学校校庭地下駐車場、宜蘭県礁渓郷公所。
雨が多くて有機的な環境と一体化しつつも、力強い空間をつくっています。所々にユーモラスな遊びや親しめる要素をちりばめてるのも特徴と言えます。