宜蘭の建築

宜蘭という町は、かつて客家が切り開いた町で、当初は円形の城壁で囲まれていたようです。
先住民と闘争しながら、開拓したようです。その名残で旧市街の境界をぐるっと円で囲む道路が残っています。
地図を見ると、近隣にいくつも円形の道路で囲まれたエリアが有ります。

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日本統治時代に、米の生産地として成長したようで、統治時代の地図もあちこちでみられました。

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その後2日にわたってフィールドオフィスアーキテクツの作品めぐり

台湾に建築を観に行ってきました

今年前半は休みなく仕事をしていたので、秋に少し休みをいただいて台湾に建築を観に行ってきました。
今回のテーマは、宜蘭という町で長く仕事をしている田中央工作群の一連の仕事と、台中にオープンした台中オペラハウスを観に行くこと。
台湾は20年前に一度行ったきりだったので、その後の変化も是非気になっていました。蔡英文さんも魅力的な総統ですし、それを支える若い人たちの空気感でも感じられれば、今後の東アジアの未来をかいま見えるかも・・という期待も有りました。
丁度三連休があったので、その前ふくめて5日で、宜蘭、台中、台北の三都市を廻るので、かなり駆け足でしたが、交通の便はいいので移動は問題なさそうです。

初日は、桃園空港から台北の南港でバスを乗り換えて、直接宜蘭に行きました。空港から約2時間。数百円なので、交通費はかなり安いです。
夕方にホテルに到着し、チェックインした後、夕食と建築を求めて町に出ました。
あいにくの雨だったのですが、雨の多い国の日常を感じられるから、それも歓迎。

お腹は空いてなかったのですが、美味しそうな水餃子屋があったので、とりあえずご挨拶代わりに水餃子と酸辣湯。
ファーストタッチは大切とどのジャンルでも言われているけど、美味しい。安い。おばちゃんは感じが良い。いいスタート。

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大陸封鎖令

19世紀の初旬、ナポレオンは英国と対抗するために、欧州諸国に英国との貿易を禁止し、経済的に封鎖しようとしました。
今回の英国のEU離脱と主人公は逆ですが、似たような動きです。
ナポレオンはフランス革命が生み出した徒花で、そのグローバリズムの拡張とそれに対抗する英国という図式は非常に近い。
トラファルガーの戦いで惨敗し、英国上陸を諦めたナポレオンは、アウステルリッツでロシア・オーストリアを破る。
軍事力で勝てないナポレオンは、経済封鎖で英国を追い詰めようとしたのです。
英国は当然経済的に困窮しますが、同時に大陸の国も困窮。
結局、長い下り坂に陥っていきます。

今後の二年間の交渉に注目です。

le décret de Berlin