平成26年8月豪雨にともなう災害

8月20日から21日にかけておこった豪雨に伴う土砂崩れで、広島市安佐南区、安佐北区を中心に、大規模な災害が起こりました。
市街地が土砂崩れに飲み込まれ、誰も想定していなかったであろう規模で多くの人命が失われ、傷つき、生活の基盤を失っています。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、一人でも多くの行方不明者の発見を祈っています。

現地の状況は、、、
支援物資は充足している。
一時的な避難の方も多いので、短期的には避難所は不足がち。
仮住居として公営住宅の空き家を提供するが、足りないので大企業の空き社宅等の提供を打診中。
現在は行方不明者の捜索を行っているが、二次災害の危険性も高く注しながら行っている。
ボランティアの受付を行っているが、公共交通機関で参加し、スキップ持参が条件。今日初日は400人×2受付場所で打ち切り。
社会福祉協議会が仕切っていますので、問い合わせをしてからの参加がいいと思います。
となってるようです。

ボランティア以外の協力としては、義援金が唯一にして最大の協力になる模様。
ふるさと納税も災害復興支援の目的での寄付も始まりました。こちらは、市の復興事業に使われます。

◯義援金の受付:広島市
義援金配分委員会を設置し、被災者へ配分します。
広島銀行 広島市役所支店 普通 3047757 災害発生に係る義援金
もみじ銀行 本店営業部 普通 3905207 災害発生に係る義援金
広島信用金庫 本店 普通 0796829 災害発生に係る義援金
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1408607160410/index.html

◯ふるさと納税:広島市
寄付の目的:災害復旧支援
お問い合わせ先 企画総務局秘書課 (TEL)082-504-2037
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1211348645240/index.html

本能寺の変 431年目の真実

[amazon_image id=”4286143821″ link=”true” target=”_blank” size=”medium” ]【文庫】 本能寺の変 431年目の真実 (文芸社文庫)[/amazon_image]

著者は、リタイヤした理系サラリーマン出身の民間歴史研究者。
苗字から分かる通り、明智光秀の子孫だそうです。
最近、こうした団塊の世代のリタイヤした民間歴史研究者による本が目につきますが、かなり興味深いものが多い。
着目点がプロ歴史研究者と違って斬新で、丹念な資料研究やフィールドワークをベースにしているものは、内容も濃く面白い。
この本も、斬新かつ資料研究が広い上に深く、読み応えがあった。
恐らく、本能寺の変の真実の9割は当たってると思う。

最初は、世間で言われてる定説がいかにいい加減かということを一つ一つ証明していきます。
僕達が、あたかも真実と思ってることを、この調子で洗っていったら、ほとんどつくり話じゃないかとも思います。
学校の歴史の教科書で書かれてることも、基本的には現時点の定説でしかないので、話半分と思っておくのが正しい歴史との向き合い方のように思います。具体的な事実関係は正しくても、その事件の動機や登場人物の善悪などは明らかに編集されてると思います。

この本の著者は、定説と言われているストーリーの原典や更にその引用元をあたり、それらの当時の情報の流れを整理することから推理を始めます。
こうした政変に関わる情報は、あるストーリーを後付けする意図を持って書かれたものもあれば、あえて書き残されないものもあります。そこで、当時の日記まで調べて、その時代の空気の流れまで読み込んでいきます。
その結果到達した結論は、非常にリアルで深く、当事者の心理的な動きが手に取るようにイメージできます。

ただ一点、動機の部分がまだ弱いと思います。
本能寺の4ヶ月前には、明智光秀が武田勝頼に謀反の連携を呼びかけたらしいのですが、そうであるなら毛利や上杉にも呼びかけたと見るのが自然です。
毛利→安国寺恵瓊→羽柴秀吉 というルートで情報が漏れたと見るのことが自然だと思います。
もう一つは、近衛前久の動き。この人物が黒幕とする説があり、僕はそれが現実的との思っていましたが、この本では名前が一度出てきただけ。
果たして明智光秀が一人でやらかしたことなのか?という意味で、この人物が黒幕でありながら、敗色濃厚と見て切り捨てたという線は説得力があります。
本能寺の変は、226事件と似た性質がありますが、226事件も実行者の単独行動ということで幕引きがなされました。
黒幕とはいえないまでも、後ろ盾のような存在がいたとしないと、この事件の最後のピースがはまらないと思います。

その後の、豊臣秀次や千利休の切腹事件も、この本能寺の変の延長線上に解いています。
それも、かなり興味深い分析なので、それぞれ一冊にまとめて欲しい内容ですが、黒幕として近衛前久が動いていたと思うなら一連の動きとしてさらに説得力は増すように思います。

お見事!というスッキリ感のある好著でした。

アギーレ監督

934780_10152583294300310_4852720628576148685_n

日本代表の監督が来日し、契約を交わしたようです。
メキシコ育ちですが、移民であるバスク人の両親に育てられていますので、精神風土としてはバスク人と考えたほうがいいでしょう。
日本にゆかりのあるバスク人のハビエルさんは、ザビエルで知られるイエズス会のハビエルさんにつぐ二人目か。
アギーレ監督が選手や監督を務めたCAオサスナのあるバスク地方のパンプローナは、まさにフランシスコ・ザビエルの出生地であるザビエル城の近くですし、マドリッドのアトレチコはマドリッド在住のバスク人チーム。
バスク人の情熱的で真っ直ぐな気質は日本と合うのではないでしょうか。
イエズス会は、傷痍軍人が始めた軍隊式の布教団体だったらしく、非常に規律が厳しかったようですが、ハビエル・アギーレも極めて厳しい規律で絞め上げることになると思います。

4-3-3を基本にするようですので、日本では南アフリカW杯の時の布陣に近くなるのかもしれません。
しっかり守って速くてコレクティブなカウンターというイメージなのかもしれませんが、アジアでは固めるばかりで攻めてこない国も多いので、W杯向けと、アジアでの戦いを同じ布陣で戦うのか?という点も興味はあります。

台風11号

台風12号は北上し、本州に近寄らないまま消えていきそうです。
台風11号は、昨日までは北上した後に太平洋を東進する動きが予測されていましたが、今日の各種予測では、中国地方まで北上した後に停滞し、そこで熱帯低気圧になるというものもあります。要注意。

気象庁の予測はあいかわらず。よくわかりません。
all-00

他の台風予想も同じく。どこに行くのかわかりません。
typ_0

米海軍はもう少しリアルです。
wp1114

一週間の予想気圧配置を見てみると、7日に九州に接近する予測となっています。
jmap4 jmap5 jmap6 jmap7

The European Centre for Medium-Range Weather Forecasts (ECMWF) の予測。
7日に九州に上陸し、8日には九州横断、9日に山口を横断して日本海に達し、熱帯低気圧になっています。
スピードも遅いので、大雨に要注意です。
Wind3285032and32mslp_Asia_168 Wind3285032and32mslp_Asia_192 Wind3285032and32mslp_Asia_216 Wind3285032and32mslp_Asia_240