宮本常一 歳時習俗事典

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宮本常一の「歳時習俗事典」を読んでみました。
連載されたのが昭和30年代なので、その当時の地方の習俗は殆ど残ってないんじゃないかとも思えます。
かつては、日常生活や主要な季節に、豊かなイベントがあり、特に正月やお盆、農業に関わるものが中心でした。
今残っている僅かな習俗も、そのルーツを振り返って、大切に行うことが、豊かな文化を支えることに繋がると思います。

家族のうた

それほどテレビドラマを観るわけじゃないのですが、現在観てる「平清盛」も「家族のうた」も、記録的な低視聴率のようです。
低視聴率というニュースを観るまでは、それほど悪いとも思わず、楽しみながら観てたのですが・・・
どちらも、面白い役者を主役に使っているのですが、その良さを活かしきれていないことが、この数字につながっているのでしょうか?

「家族のうた」は、サッカーで例えると、中盤ががら空きで、トップばっかりに人が張り付いてる・・・という印象は感じていました。
遠藤や長谷部のような中盤がいなくて、李と前田と岡崎と香川とカズとゴンを前線に張り付けてる感じ。
味のある名脇役がいて、主役を活かすプレーができていれば、名ドラマになった可能性もナキニシモアラズ・・・だったかもしれません。そもそも、パクリ疑惑のあった企画や、脚本が今ひとつという意見もあり。
しかし、シンプルに自分に向き合い、人と向き合うことで、ややこしい世の中で自由な表現をしていくという基本的なストーリーは、好感が持てるだけに、打ち切りは非常に残念です。
ロックな最終回を期待してます。

平日の美術館

昨日、仕事の合間の時間調整のために、行こうと思いつつ行けてなかった呉市美術館の「ミロ展」と、現代美術館の「what a wonderful world」と常設展「ビルヂング」に行ってきました。
どちらも、広い展示室に自分だけ。
ひとつひとつゆっくり作品を見れましたし、退屈そうに座ってるスタッフのおばちゃんに質問したりしながら、ゆっくり考えるいい時間を過ごせました。

最近読んだ本

読書メーターという読んだ本や読みたい本を登録し、他の人の書評などとリンクして楽しめるサイトがあります。去年の秋から始めてみて、219日で156冊。1日平均0.7冊のペースで本を読んでいるようです。年間250冊、月に20冊ペースというところです。
建築の本や歴史の本、サイエンスや料理の本などジャンルは幅広く、著者も多い人で2冊までですから、一つのテーマでも複数の視点の本を読んでるといえますね。
ここ数カ月で面白かった本を少しピックアップしてみます。

振り返ってみると、日本やアメリカ、欧州が今後どうなっていくのか?そのあたりが一番気になるところですから、そういう本をいくつか読んでいます。
現在の建築や生活文化のルーツは気になるところですので、何がどのあたり時期のものをルーツとしているのか?ということがいくつかはっきりしました。
歴史に関する本は、あまり対象範囲を広げないようにしようと思いつつ。。。

●経済に関する本

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円高、デフレなど日本の経済にのしかかる重いダメージの理由を、シンプルなマクロ経済から解き明かしてくれます。

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デフレが止まらない。理由は簡単で、生産年齢人口が減っているから。
じゃあどうすべきか・・ということが書かれています。
地方の経済を長く分析している著者なので、現状の把握が具体的です。

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日本の経済の希望を感じさせてくれます。

●建築に関する本

[amazon_image id=”4306052389″ link=”true” target=”_blank” size=”medium” ]建築家・吉田鉄郎の『日本の建築』―JAPANISCHE ARCHITEKTUR,1952 (SD選書)[/amazon_image]
吉田鉄郎氏が半世紀前にドイツ語で書いた日本建築史の本を和訳したものです。
異文化の人に説明するために書かれたものなので、解りやすく、奥が深いものとなっています。
住宅や庭について書かれたものも和訳されているのでぜひ読んでみたい。

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アントニオ・ガウディやサグラダファミリアに関する本はたくさん出ていますが、この本は写真も外尾さんの文章も素晴らしい。

●住まいに関する本

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日本の伝統的と思ってる住宅の形式や要素の多くは、江戸時代の武家の住まいを由来とするものが多いようです。

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TOTOのトイレ開発の中心人物が書き下ろしたウォシュレットの開発秘話。
日本が誇るウォシュレットはいかに偉大なのか?そう思わずにはいられません。

●その他の本

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