【W杯】世界一に大興奮のイタリア代表MFガットゥーゾ選手、よくわからないコメントで喜び語る
ガットゥーゾは16才でプロデビュー、17才でセリエAという経歴らしい。
小さい頃に両親を亡くしたそうですが、お母さんは亡くなるとき「あなたの父親はこれからはイタリアの太陽、あなたの母親はこれからはイタリアの海と思いなさい。誇り高きイタリア人として、大地に根ざして生きなさい」と言い遺したそうです。
いい言葉ですね。
ハードなプレーをする選手だけど、どこか憎めず、奇行もどこか微笑ましい人です。
広島で活動する建築家 INPLACE 林健次郎のブログです。
【W杯】世界一に大興奮のイタリア代表MFガットゥーゾ選手、よくわからないコメントで喜び語る
ガットゥーゾは16才でプロデビュー、17才でセリエAという経歴らしい。
小さい頃に両親を亡くしたそうですが、お母さんは亡くなるとき「あなたの父親はこれからはイタリアの太陽、あなたの母親はこれからはイタリアの海と思いなさい。誇り高きイタリア人として、大地に根ざして生きなさい」と言い遺したそうです。
いい言葉ですね。
ハードなプレーをする選手だけど、どこか憎めず、奇行もどこか微笑ましい人です。
広島は今期本気で優勝を狙って大きな賭に出た。しかし戦術に選手が対応しきれず、離陸しないまま失速した。
監督は当初ジーコと黄金のカルテットを組んだトニーニョセレーゾと交渉するが、金銭が折り合わず破談。
オシムの元でコーチを務め、オシム来日の後、シュトルム・グラーツの監督を務めたペトロビッチと契約した。
まさに代表監督の交代の一歩先を行くような交代劇だったが偶然じゃないだろう。
それはそれとして、ペトロビッチが短期間で行っている練習と、戦術の浸透は、オシムが代表監督就任した後の代表合宿を想像してしまう。
技術は高いが走らない選手達をいかに走らせるのか?逆に技術が不十分だが走る選手をいかに代表にフィットさせるのか?
言ってることも、目指していることも、中田英寿が常々言っていたことと非常に近いし、小野剛元監督の戦術とも非常に近い。
違うとしたら、コミュニケーションする姿勢。
わかっていながら実践できなかった日本代表とサンフレッチェ広島が、果たして実践できるのか?二人の力に期待したいですね。
7月22日の広島×ジェフ戦は、オシムの息子×オシムの弟子、佐藤双子、シュトルム・グラーツ元監督と元選手(マリオハース)、そして共に走るサッカー。
日本のこれからの4年間を予想させる戦いになると思います。
長いようで短い祭りの一ヶ月が終わった。
前半はヒャヒヤしながら上がり下りの激しい日々だったが、日本敗退の後は割り切って楽しめたと思う。
守備が重要な大会になると思っていたけど、守備だけでは最後まで勝ち残れなかったし、綺麗で華麗なサッカーでも勝ち残れなかった。
後味悪い決勝戦だったが、必死の戦いなので美しい幕切れになればいいというものでもない。ドラマの少ない大会の最後にしっかりと毒を残したことも、人間らしくて悪くない。英雄だって人間だし、優勝チームが汚くてもいい。
今振り返ると、いろいろ感想はある。
日本代表については、無限に語りたい気分だけど、、、
W杯で2-0で勝とうと思うのはやめろ!(長井秀和の口調で)
頭が切れかかった奴も必要だ!戸田や松田や闘莉男でもいい。草食ってる奴と腹に頭突きをする奴が決勝闘ってたぞ。
紅白歌合戦気分で参加した奴がいただろ。せめてM-1気分にしておけ。,
・・・
いい試合を見れたし、見逃した名勝負もあった。いいプレーも、思い出深いシーンもそれなりにあった。
新しい選手の台頭と、代表を引退する多くの選手達。
ドイツは、ポーランド出身のクローゼやポドルスキー、東独出身のバラックの活躍。WWIIの敗戦国という歴史的な悪夢を払拭したように見えた。
イングランドは相変わらず大勢のフーリガンを帯同し、怪我人も出て、赤紙で負けるという最後だった。期待していたジェラードとランパードは今ひとつ。守備は堅かったが得点力が乏しかった。
アルゼンチンはいいチームだった。6-0の試合は横浜の友人宅で観ていたが、随分近所迷惑だったらしい。その後は、引分け、延長(勝利)、延長(PK負)と言う感じ。その試合で運を使い果たしたのか。
オランダもいいチームだったが、赤紙合戦の荒れたポルトガル戦で沈没。悔しいだろうな。
メキシコは活躍を期待していたがアルゼンチンに延長で負けた。メキシコの試合は何故か一試合も観れなかった。
ポルトガルはいいチームだった。黄金時代の最後の大会に相応しい戦いだったと思う。若い選手との融合もできていた。メキシコに勝って、オランダに勝って、イングランドに勝った(PK)けど、フランスにPKで負けた。しかし誇るべき結果だと思う。
ブラジルが今ひとつだったことと、日本が今ひとつだったことは、次元は違うが原因は似ていたと思う。11人のメンバーに新鮮さが無かったのが大きかったと思う。倦怠期の叔父さん達だけで勝負しようとしたこと。ここに尽きると思う。
フランスはいいチームだった。ジダンもビエリもよかったし、リベリーも良かった。トーゴとスペイン戦だけ2点差で勝ってるけど、あとは引分けか1点差の勝利。今回はこういうチームが勝ち進むと思ってた。(イングランドが優勝すると思ってたけど)
移民国家というだけあって、フランスの内在する多様さもすごく目立った。ジダンの爆発も、そのあたりが背景にあるのだろう。フランスにとっては洒落でからかっていい問題じゃないということ。激しいデモも起こってるし。
イタリアは最後まで見ると、やはり攻守のバランスが取れてたと思う。失点はOGとマテラッティ(スーパーカー世代は、マセラティと呼びたいところだが)のPKだけ。ガットゥーゾはあんな性格だけど6試合で黄紙2枚。弱点の無いチームだったと思う。
決勝に入って、トーナメントが進むにしたがって、日本がそこで対戦しているというイメージがさっぱり湧かなかった。やはり世界の壁は高い。
2002年は韓国の審判買収があって乱れた大会だったけど、普通にやれば、欧州とアジアはこれほどまでの差があるのかと愕然とする。
中田の全盛期は、アジアのどこの国に行っても誰もが知ってるが、それくらいすごい事件だったのだろう。
19日からJリーグが再開する。広島は22日ジェフ戦がホーム再開初戦になる。オシムの弟子が率いる広島と、オシムの息子が率いるジェフの戦い。
これからの日本代表の形が少しは透けて見えると思う。
目が肥えた後なので多少違和感があるかも知れないが、細部の拡大を追い続けるテレビ中継と違って、フィールド全体を選手と共有できる生の観戦は、面白さの次元が違う。
これまでは、
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と言う順だったけど、逆にしないとベスト16はおろか予選で勝てるかどうかも怪しくなると思う。
今週末は、3年前から始めたフットサルの試合が2回。月末にも親子フットサル大会があるので、自分も体を動かしてサッカー文化の最底辺を広げるべく努力しよう。
中田はイタリア移籍後の初戦であるユベントス戦で二点取ったのですが、その相手であるユベントスのFWはデルピエロとインザーギ、トップ下はジダン、リッピ監督だった。因縁を感じますね。丁度8年前の1998年。ちなみに僕はまるっきりサッカーには興味ない時期だったけど。
そのセリエA第一節で中田と戦った連中も、中田と同じように今回のW杯は複雑で思い出深いものとなっただろう。
ユーベは八百長で三部に降格し、サッカーを辞める人も、代表は辞めるがサッカーは続ける人もいる。
そうした歴史的な変化に無理に意味づけを行う必要はないが、勝利の女神がいるとしたら、きっと意地悪で残酷で、永久に努力を強いるオシムのような人なのだろう。
最後の瞬間だけを美しく飾るだけが人生じゃない。最初の瞬間と最後の瞬間が同じくらいのウェートになった頃には落ち着いて振り返ることもできると思う。
しかし中田もジダンも若いね。