広島が首位に

今日、広島が勝って大宮が負けたことにより、広島が首位に立ちました。
今シーズンは、ACLとの両立で序盤は苦しい展開でしたが、リーグ戦に軸足をおくことで、大きく崩れることなく安定した戦いを続け、前半終盤に調子を上げてきたことで首位に立つことができました。
下のグラフは、直近5試合の平均勝ち点の推移をグラフにしたもの。
勢いを見るには、5試合の平均勝ち点が一番把握しやすいと思いますがいかがでしょう。
勝ち点の取り合いなので、引分けゲームの数で多少の変動はありますが、基本的には1節17試合における勝ち点の争奪戦。
勝つところがあれば負ける所あり。

序盤勢いがあったのは横浜、浦和、大宮あたり。いずれも現在は一時の勢いを失っています。
終盤勢いを増している川崎は、序盤の赤字が足を引っ張っているので、上位に食い込めるかどうか?
広島は大きく崩れることなく安定して勝ち点を積み上げてきていること。終盤にぐぐっと勝ってることも今の順位を獲得できた理由です。

終盤は、上位が勢いを失った代わりに、下位が勢いをつけてるところが出て来ました。
名古屋、磐田は勝ち点が拾えてきています。
次節からは後半戦。
今シーズン二度目の対戦となる訳ですから、それぞれ対策やリベンジの意識などいろいろモチベーションの上がる対戦になりそうです。
広島は次節大宮との頂上決戦。
その後浦和とのリベンジ。この2戦すぎれば下位との対戦が増えてきますので、ここで勝ちきれるかどうかが今シーズンの最初の山場となるでしょうね。

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WW杯に向けて

W杯アジア最終予選、日本は8試合のうち5試合終了で、4勝1分け。勝ち点13。残り3試合という状況です。
出場決定は99%確実と思われますが、100%となるにはどういう条件となるのか?

3位チームが最大ポイントを得る可能性よりも、日本のほうが上回る時。つまり3位チームの最大勝ち点が12以下であれば、日本の出場が決定されるということになります。

その条件は、、、

1.今後日本が3試合全敗し
2.イラク(又はオマーン)が全勝し
3.オーストラリアが、イラク(又はオマーン)に負け、それ以外に全勝する。

という非常に困難な条件となります。
これ以外の組み合わせでは全て日本が出場決定。

その結果
オーストラリア 勝ち点14
イラク(又はオマーン) 勝ち点14
日本 勝ち点13

となって、日本はプレーオフへ、、、となります。

3月26日のヨルダン戦で引分け以上だと出場決定となります。

取らぬ狸 その2

先週末は、仙台も広島も劇的な勝利をおさめましたが、浦和は既視感のある大量失点による惨敗で大幅に後退、名古屋も広島との対決で負け、事実上3チームによる優勝戦線となりました。

過去2年の勝ち点の推移を見て見ると、最後の8試合では、、、

2011年
1位 19P 2位→1位
2位 21P 4位→2位
3位 16P 1位→3位

2010年
1位 18P 1位→1位
2位 16P 2位→2位
3位 17P 4位→3位

となっています。

最低16ポイント(5勝1分2敗)
最大21ポイント(7勝1敗)
平均17.8ポイント(5勝3分)
といったところです。

首位広島が最低ノルマの16ポイント(5勝1分2敗)得たとすると、2位仙台は18ポイント(6勝2敗)、3位浦和は22ポイント(7勝1分)得る必要があります。
浦和は、自力で優勝しようとするなら広島と仙台の直接対決はもちろん基本的にはほぼ全勝が必要な状況ですね。
広島と仙台の差は2ポイントなので、優勢といえるほどの状況ではない。

この上位3チームと全て対戦するのはC大阪そして浦和。前節浦和と対戦したG大阪も、広島と仙台との対戦を控えています。
両大阪勢がババ抜きのババとなって波乱を巻き起こすのか?
1、2位と直接対決を残す浦和は意地を見せるのか?
いろいろ見所はありますね。

降格争いも熾烈になってきましたし、名門といわれるビッグクラブもプライドをかけて最後に追い込みをかけてくるでしょう。
広島と仙台という地方を代表するような地方都市クラブが競り合うというのも、Jリーグの面白さであり大きな特徴です。

2010年 勝ち点グラフ

2011年 勝ち点グラフ

残り9試合

Jリーグも全34試合のうち25試合およそ3/4を消化し、残り9試合となりました。
広島は2度目の首位に位置しています。
新聞やニュースでは、順位中心に報道しているのですが、勝ち点の積み上げで順位が変わるので、勝ち点が密集しているケースもあれば、引き離されているケースもありますし、勢いを知るにも順位だけでは非常にわかりにくくなっています。

上位5チームの現時点までの25節を5節ずつの勝ち点をカウントしてみました。
ここまでの平均勝ち点は広島が1.88です。
上位5チームは、最初の5節はどこも平均勝ち点2以上を獲得しています。
5節で勝ち点10といえば、3勝1分1敗ペースです。仙台は13ですから4勝1分という素晴らしいスタートでした。
その後、仙台は13→10→8→7→7と減速していきます。5節で勝ち点7と言えば、2勝1分2敗ペース。中位クラスの平均勝ち点です。
広島は、12→7→10→8→10と、大きく崩れること無く、勝ち点を重ねてきたことがわかります。
浦和磐田名古屋は、最初の5節は調子良かったですが、その後伸び悩み、21節以降調子を上げてきています。
平均勝ち点2をキープできれば、最後まで優勝争いに絡めるでしょう。6勝3敗、5勝3分1敗で18ポイントですから、6勝が目標となるでしょうね。

残り9節。期間にして2ヶ月半。調子の波がいくつもできるには十分の時間があります。
上位5チームの直近10節の勝ち点は、18、14、19、17、17。±5程度の差でしかありません。
お互いの直接対決が大きな決め手になります。
上位5チームの直接対決は浦和、名古屋は3試合、残りは2試合。ここでMAX18ポイント動きます。
特に29節の仙台×浦和戦は仙台にとっては重要な試合になりますね。

26節 名古屋×広島
29節 仙台×浦和
30節 磐田×仙台
32節 浦和×広島、磐田×名古屋
34節 浦和×名古屋

安定した強さの広島か。
スタートダッシュの仙台か
それとも後半追い上げてる他のチームか。面白くなって来ました。

 

クラブ 勝点 平均
勝点
1〜5節 6〜10節 10〜15節 15〜20節 21〜25節
1 広島 47 1.88 +12(2.4) +7(1.4) +10(2.0) +8(1.6) +10(2.0)
2 仙台 45 1.8 +13(2.6) +10(2.0) +8(1.6) +7(1.4) +7(1.4)
3 浦和 45 1.8 +10(2.0) +7(1.4) +9(1.8) +9(1.8) +10(2.0)
4 磐田 41 1.64 +11(2.2) +5(1.0) +8(1.6) +7(1.4) +10(2.0)
5 名古屋 41 1.64 +10(2.0) +5(1.0) +9(1.8) +8(1.6) +9(1.8)