今日、22時から高倉健さんの番組があります。
先日、仕事の流儀の再放送があったのですが、そこに入りきらなかったインタビュー等のようです。
高倉健さんは、確か20年以上前に沢木耕太郎が書いていたのを読んで、見る目が変わった人です。
一つの国の大衆の期待を全て背負って表現するということを長く続けてる人。
文化
宮本常一 歳時習俗事典
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宮本常一の「歳時習俗事典」を読んでみました。
連載されたのが昭和30年代なので、その当時の地方の習俗は殆ど残ってないんじゃないかとも思えます。
かつては、日常生活や主要な季節に、豊かなイベントがあり、特に正月やお盆、農業に関わるものが中心でした。
今残っている僅かな習俗も、そのルーツを振り返って、大切に行うことが、豊かな文化を支えることに繋がると思います。
清盛の苦境
NHK大河ドラマ「平清盛」の視聴率が今ひとつのようです。
制作側としては、いろいろやりたいことを盛り込みすぎたので、焦点がぼやけたかな?とは思います。
我が家は、録画したものをまとめて観る形ですので、毎週楽しみにしてる・・・というほどではありませんが、期待しつつ観ています。
「平清盛」は、時代背景やグループ間の因縁のようなものを、かなりしつこく描いているので、まじめに観てると内容に深みが出てきて面白いと思っています。
源氏は摂関家と関係が・・・というセリフがありました。
確かに、源氏は藤原摂関家と歴史的な因縁が深いのです。
源氏というと、武士の一門というイメージがありますが、本来は皇籍を離れた天皇の子供や孫の一族で源姓を名乗っている一族を言います。
嵯峨天皇の子供が50人いたので、皇位継承権のない子供が皇籍を離れて嵯峨源氏となったのが始まり。
その後、村上天皇、清和天皇などの子孫が源氏を名乗るようになっていきます。
これら源氏を生んだ天皇の后のほとんどが、藤原摂関家出身のようです。
つまり、藤原摂関家から嫁入りした后が生んだ子供のうち、宮廷から出ることになった子供に、源姓を与えて貴族としたというのが、そもそもの源氏というもののようです。
当時は、まだ女系社会だったので、子供を養育するのは母の実家の責任なので。
今で言うと、天下りのようなものですね。事務次官になれない官僚を、関係する企業や特殊法人が社長に迎え入れる・・・といった感じでしょうか。
そんなこんなで、権力の中枢から外されつつあった藤原摂関家と落ちぶれた河内源氏の源為義が・・・というのが今後の展開に続いていくと思います。
保元の乱からは、多少スピードも上がってくると思いますので、期待したいです。