台湾に建築を観に行ってきました

今年前半は休みなく仕事をしていたので、秋に少し休みをいただいて台湾に建築を観に行ってきました。
今回のテーマは、宜蘭という町で長く仕事をしている田中央工作群の一連の仕事と、台中にオープンした台中オペラハウスを観に行くこと。
台湾は20年前に一度行ったきりだったので、その後の変化も是非気になっていました。蔡英文さんも魅力的な総統ですし、それを支える若い人たちの空気感でも感じられれば、今後の東アジアの未来をかいま見えるかも・・という期待も有りました。
丁度三連休があったので、その前ふくめて5日で、宜蘭、台中、台北の三都市を廻るので、かなり駆け足でしたが、交通の便はいいので移動は問題なさそうです。

初日は、桃園空港から台北の南港でバスを乗り換えて、直接宜蘭に行きました。空港から約2時間。数百円なので、交通費はかなり安いです。
夕方にホテルに到着し、チェックインした後、夕食と建築を求めて町に出ました。
あいにくの雨だったのですが、雨の多い国の日常を感じられるから、それも歓迎。

お腹は空いてなかったのですが、美味しそうな水餃子屋があったので、とりあえずご挨拶代わりに水餃子と酸辣湯。
ファーストタッチは大切とどのジャンルでも言われているけど、美味しい。安い。おばちゃんは感じが良い。いいスタート。

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ヘレン・シャルフベック展

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1月3日まで三次市で開催されていた「ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし」展に行ってきました。
19世紀末から作家活動を始め、丁度第二次大戦が終わった時期に亡くなります。
母国フィンランドは、スウェーデンからの独立や、ロシア、ソ連、ナチスドイツ、英国などの干渉や戦闘など様々な荒波の中で国そのものが浮き沈みする状況で、その中で創作活動を続けていくというのは今の時代では想像のつかないような苦労もあったと思います。
しかし、自分と同じ町に住む人の姿や表情を描き続けていきます。
表現も時代によって変化するのですが、最晩年の自画像は色もほとんどなく表情も失ったなんとも言えない絵となっていきます。

絵を描くことそのものが楽しかった時代、パリに留学し先端に触れた時代、辺境の国で身近な人を描いた時代、孤独の中で自画像を描いた時代。
作品を通して一人の濃密な人生を感じることが出来た素晴らしい展覧会だったと思います。

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縄文号とパクール号の航海

縄文号とパクール号の航海

横川シネマで上映中

以前から気になっていた「縄文号とパクール号の航海」が広島で上映されるので、初日に観に行ってきました。
グレートジャーニーの関野さんが、インドネシアで伝統的な技術を使った船で日本まで航海したことを映像化したものです。
最初は、美大の授業のノリで楽しく斧を作る当りから始まるのですが、かなり大雑把な計画のせいか、思うように船は進まず、4年がかりで石垣島に無事到着することになりました。
特に航海計画はびっくりするくらい大雑把なので、気象の不安定な北太平洋では思うように進めないのもむりはありません。
航海に適した期間が短いので。
しかし、それも含めて、自然に向き合うことで無事旅を完結させることが出来ました。
その大雑把さが成功の鍵なのでしょう。
緻密に計算してたら、こんな無謀なことはやらなかったと思う。
諦めなかった人が最後に成功すると改めて思いました。

ジャングルカー来広

知る人ぞ知るジャングルカー。
8月4日の夕方に広島に到着し、5日は平和公園に訪問、夕方ウェルカムパーティー。
6日に、とびしま街道:蒲刈〜豊島〜大崎下島〜岡村島を通過し、夕方のフェリーで今治に向かって旅立ちました。

実物の迫力は相当なもので、ガジュマルの幹を持って揺らすと、車が揺れます。
おそらく、複雑な根が絡まった基盤は、とても豊かな生態系になってるのでしょう。

後について走りましたが、通りで見かける人の反応が面白い。
素直に驚く人、単純に笑う人、二度見する人など。

四国を廻った後、秋田でUターンして、今月末に沖縄に帰る予定。

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