大分紀行 その3

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長湯温泉に到着。歩いてラムネ温泉に。
建築の輪郭が見えてきただけで、嬉しくなってきます。
藤森さんの建築のおもしろさは、独特のフィニッシュの感覚ですね。
普通の建築家だったら、体操の鉄棒の着地のように、ピシッときめようとするのに、藤森さんは(赤塚不二夫のシェーといったら怒られるから)宮崎駿の理想郷のようなフィニッシュになってる。
風の谷のモデルは、フンザだし、藤森さんの生まれた諏訪も高地だし、原空間は近いのかもしれない。
焼杉と漆喰と銅板の建築。のびやかで、ユーモラスで、直線が無い。いい建物です。
焼杉はいいですね。うちの外壁も当初は真っ黒に炭化した焼杉が候補でした。5〜6年前から、炭化した焼杉を使いたいと思っています。
半年前にフットサルで痛めた足の痛みが取れました。恐るべしラムネ温泉。

大分紀行 その2

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大分市内に行くのは学生の時以来でした。高専の研究室のゼミ旅行で大分〜湯布院を廻って以来です。
その後ニュースで聞いたとおり、磯崎さんの大分県立図書館が、解体の予定が撤回、保存されアートプラザ(磯崎建築美術館)に。隣の医師会館は更地になっていました。
アートプラザは、うっすらと薄化粧され綺麗になっていましたが、荒々しい打放しのままのほうがよかったですね。
コンクリートはデリケートな材料だから、どうしても汚れるし、表面が荒れてくる。それに打ち勝つだけの形かどうかが、真価を問われるわけだが、このアートプラザはとてもいい建物です。現代美術でもチュービズムといってチューブがいろいろ流行っていましたが、これもしっかりチューブしてます。残って良かったですね。

その後、長湯温泉に向かうが、途中で伊東さんの庁舎を発見。

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大分紀行 その1

宇佐神宮

連休は大分に行ってきました。
最初は三重のチリダ展に行こうと思ってたのですが、連休中に関西方面をうろうろすると、渋滞に引っかかりそうだったので、チリダ展は鎌倉に行くことにしました。
それで大分に行くことに。。。最大の目的は、藤森さんのラムネ温泉。

昔から、瀬戸内の文化圏のことは気になっていました。
主要なポイントは入り口の宇佐、途中の宮島。中継地点の大三島、讃岐、終着点で仁徳天皇陵がある堺又は住吉大社の大阪。特に宇佐は、天皇一族が九州に渡来し、その後宇佐から近畿に移動し、その後も防衛拠点として整備された土地。
ということで、大分の歴史の本を片手に出発しました。

夜の間に国東半島に渡りとりあえず一泊。石仏など仏教関連の遺構が多い地域だが、当時の仏教の伝来元は新羅。彫刻の技術もそちらから伝わったものだろう。元々彫刻の技術は、アレクサンダーが東洋にもたらし、半島を経由して日本に渡ってきているが、百済系の女性的な曲線(曲面)美と、新羅のハードな力強さはどちらも日本の文化にうまく解け合ってる。
国東〜宇佐は、新羅、百済、出雲文化とも関係が深く、海洋民族との関係も深い。
出雲は新羅(辰韓)出身のスサノオのつくった国で、宇佐神宮の八幡神社は源氏の神だが、源氏も新羅出身の一族。
しかし、白村江の戦い以降、新羅や元の侵略を防ぐ防衛の中心となったのが宇佐神宮。調べればいろいろ因縁がありそうだけど、今後の課題にしよう。
豊前、豊後はなかなか奥が深いということだけ認識して移動。

お盆休みは韓国に行って来ました。

お盆は、少し長目に取って、韓国に行って来ました。
行く前から、いろいろあったのですが、3日目にデジカメをすられてしまったので、今回はほとんど写真は無いです。200枚以上撮っていたので、非常に悔しいですね。他は最高でした。
ですから、ちょっと詳し目のレポートを書いてみようと思っていますので、楽しみにしておいてください。