ヨーロッパ中期予報センター

台風が連続して発生していた時期、やはり天気予報は気になります。
しかし、日本の台風予測は、未来になるにしたがって予測円が大きくなるので、どういうコースを取るのか、あまり参考になりませんでした。
それで、台風が気になる時は、米海軍のサイトでチェックしていました。
日本とは時差が9時間あるので、時間は補正しなければいけませんが、予想のコースがラインで表示しているので、非常に予測しやすいです。

先日、テレビを見てたら、さらに有益なサイトが紹介されていて、試してみました。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)です。

ここは、10日先までの予想天気図が表示されます。
単に日本周辺の天気予報・・・というものでは当然なくて、世界が現在から未来にかけての天気図でつながっているわけです。
低気圧と高気圧が西から東に動くということに、地球の鼓動を感じます。
特に南の海上に低気圧があるときは、その後の動向をチェックしてみると、かなり参考になりますし、冬場は寒気の到来の予測に使えそうです。

人類はなぜ短期間で進化できたのか

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進化については、わかったような、わかってないような状態が長く続いていました。
ダーウィンの進化論は相当無理があるのに、一向に否定されるわけでもなく、もちろん旧約聖書や各種神話をまるごと信じてる人もほとんどいない。
遺伝子がランダムに変わって、その中から環境に能力が適合したものだけが選ばれて残っていく・・・というのはモデルとしてはわかるのですが、実体とは遠いという話は以前からありました。
例えば、アフリカの砂漠に住むあるらくだは、生まれた時から座りダコがあるそうです。
ダーウィンの説であるなら、同じ種の中で座りダコがあるラクダと、座りダコがないラクダが同時期に発生して、座りダコがないラクダだけが絶滅し、座りダコがあるラクダだけが、それがある故に現在まで生存している・・という話になるのです。

かつて、フランスにラマルクという進化論を提示した科学者がいたのですが、評価を得ること無く亡くなったそうです。
彼が提唱したのは、現在生きている者の活動が、遺伝子を通じて次の世代に伝わるという説で、それが合理的であるという話がこの本の前段部分です。
特に人類の進化はとんでもないスピードらしく、ランダム&自然淘汰ではとても計算が合わないというところもあるようですね。
逆に言うと、持ってる能力をしっかり使うと、それが未来の人類の進化を促すということ。僕はもう手遅れなので、若い世代はしっかり頑張ってほしいものです。

中段以降は、世界の文化や歴史、思想などの流れを簡潔に整理したもので、楽しく読める上に内容も興味深い。
新書なのでささっと読める良書でした。

取らぬ狸 その2

先週末は、仙台も広島も劇的な勝利をおさめましたが、浦和は既視感のある大量失点による惨敗で大幅に後退、名古屋も広島との対決で負け、事実上3チームによる優勝戦線となりました。

過去2年の勝ち点の推移を見て見ると、最後の8試合では、、、

2011年
1位 19P 2位→1位
2位 21P 4位→2位
3位 16P 1位→3位

2010年
1位 18P 1位→1位
2位 16P 2位→2位
3位 17P 4位→3位

となっています。

最低16ポイント(5勝1分2敗)
最大21ポイント(7勝1敗)
平均17.8ポイント(5勝3分)
といったところです。

首位広島が最低ノルマの16ポイント(5勝1分2敗)得たとすると、2位仙台は18ポイント(6勝2敗)、3位浦和は22ポイント(7勝1分)得る必要があります。
浦和は、自力で優勝しようとするなら広島と仙台の直接対決はもちろん基本的にはほぼ全勝が必要な状況ですね。
広島と仙台の差は2ポイントなので、優勢といえるほどの状況ではない。

この上位3チームと全て対戦するのはC大阪そして浦和。前節浦和と対戦したG大阪も、広島と仙台との対戦を控えています。
両大阪勢がババ抜きのババとなって波乱を巻き起こすのか?
1、2位と直接対決を残す浦和は意地を見せるのか?
いろいろ見所はありますね。

降格争いも熾烈になってきましたし、名門といわれるビッグクラブもプライドをかけて最後に追い込みをかけてくるでしょう。
広島と仙台という地方を代表するような地方都市クラブが競り合うというのも、Jリーグの面白さであり大きな特徴です。

2010年 勝ち点グラフ

2011年 勝ち点グラフ

iPhone5が発売されて

発売直後、大型電気店の横を通ったら、予約カウンターに大勢の人が並んでいました。
現物でも触ってみようかと思って入ってみたら、現物は無いとのこと。
世界中で猛烈に予約が入ってるようです。
現物を見てもないのに、大量に予約が入るというのは、appleという会社と、iPhoneという商品が、消費者から深い信頼を得てるという証明でしょう。なかなかできる事ではないと思います。

具体的な商品の性能のことはそれほど重大なことでもないと思いますが、何より皆が安堵したのは、ジョブズがいなくても、魅力的な商品を生み出してくれるであろうということ。
巨大な企業でありながら、個人の強烈な個性で運営されていただけに、当面の心配は無さそうです。

とはいいながら、幾つかのポイントは変わってきています。
ひとつは、開発中の情報漏洩。特に中国の部品メーカーあたりから漏れてるようですね。ジョブズ健在時であれば、国家機密漏洩並みの厳しい処分があったようですが、現在の体制では、多少緩んでいるのでしょうか。過剰な機密体制を改めるのであるなら、多くの人は歓迎するのではないでしょうか。
2つ目は、iPhone5に3つの機種があるということ。通信関連のチップの違いで3機種作り、通信方式の違いによって流通を分けてるようです。お陰で無駄なチップの搭載が無くなり、軽く、安くなったはずです。このあたりも、多くの人は合理的な判断だと思うはずです。
大きく目についたのはこの二点。
世界の社会基盤の一翼を担っている大企業として真当な体質に今後変わっていくのでしょう。
今後、革新的な商品を生み出すことができるかどうかは、数年ほど先の楽しみにしておきましょう。