家族のうた

それほどテレビドラマを観るわけじゃないのですが、現在観てる「平清盛」も「家族のうた」も、記録的な低視聴率のようです。
低視聴率というニュースを観るまでは、それほど悪いとも思わず、楽しみながら観てたのですが・・・
どちらも、面白い役者を主役に使っているのですが、その良さを活かしきれていないことが、この数字につながっているのでしょうか?

「家族のうた」は、サッカーで例えると、中盤ががら空きで、トップばっかりに人が張り付いてる・・・という印象は感じていました。
遠藤や長谷部のような中盤がいなくて、李と前田と岡崎と香川とカズとゴンを前線に張り付けてる感じ。
味のある名脇役がいて、主役を活かすプレーができていれば、名ドラマになった可能性もナキニシモアラズ・・・だったかもしれません。そもそも、パクリ疑惑のあった企画や、脚本が今ひとつという意見もあり。
しかし、シンプルに自分に向き合い、人と向き合うことで、ややこしい世の中で自由な表現をしていくという基本的なストーリーは、好感が持てるだけに、打ち切りは非常に残念です。
ロックな最終回を期待してます。

塩麹

今朝、NHKの朝の番組で塩麹の特集をしていました。
調味料として、料理やデザートに使えるだけでなく、豊富な微生物が体に非常にいいということだそうです。
うちでもつくってみようと思います。
米麹は、学生時代に何度かどぶろくを作るときに扱ったことがあります。
夏子の酒というマンガがモーニングで連載が始まり、すっかりはまってしまった僕は、酒造りの道に進もうか真剣に悩んだ時期、とりあえずやってみようということで、どぶろくづくりをやっていたのです。
やってるうちに一時的な過熱状態が治まってきたので、今に至ってるという状況です。

酒造りの際は、蒸し米に米麹と水を加えて加熱します。
すると、米麹の酵素が米の澱粉を分解し、甘いジュース状態(糖)になります。
そこに酵母(イースト)を注入し、糖をアルコールと二酸化炭素に分解することで酒が出来上がります。
酒の場合は自然に入り込んだ乳酸菌が乳酸発酵して酸性になって有害菌を排除する仕組みです。
塩麹の場合は、塩が有害な雑菌を排除し、塩に強い有益菌のみが残って調味料になるという仕組みだと思います。
この塩の力で有益菌や有益な酵素が健康や旨みをもたらし、旨みが結果的には塩分を減らす効果につながってるようです。
水と米麹と塩だけでできるようですので、非常に簡単ですね。

新年

あけましておめでとうございます。
旧年中は皆様に大変お世話になりました。
今年もよろしくお願いします。

大晦日の晩は、近くの大歳神社の年越しのイベントに21時ころから、3時ころまで参加してきました。
年が明けたら、午前は女子サッカーの決勝戦。神戸の圧勝。
初詣から帰ってきたら天皇杯決勝。その後録画していた女子W杯決勝。涙。とサッカー三昧の正月でした。

初詣は、家族と再び大歳神社へ。その後草津八幡宮へ初詣。
草津八幡宮は厳島神社と同じく推古朝時代に多紀理姫を祀ったことから始まったと神社の由来に書いていました。
海を挟んだ向かいにもなる大分県の宇佐から八幡さんがやってきたのはその後のことのようです。
厳島神社は宗像の三女神を祀り、草津八幡宮はそのうちの一人である多紀理姫を祀っています。多紀理姫は日本海海戦の舞台となった玄界灘にある沖の島の神さんです。
推古朝と言えば随に使者を遣わした時期。外国への航路を仕切る宗像一族が中央政府と深い関係を持ち、玄界灘から瀬戸内海に進出してきた時期なのでしょう。
神社は古い港を見下ろす丘の上にあって、広く眺望が開けています。海上交通の拠点としては申し分ない場所の位置しています。
今年の大河ドラマは宮島と縁の深い平清盛が主人公ですが、厳島神社以外の海のルートの歴史を考えてみるいい機会です。
できるかぎり津々浦々に足を運んで、広島の海の文化を感じる年にしたいと思っています。

2011年を12冊で振り返ってみます。

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1月
李忠成のシュートが炸裂したアジアカップから2011年が始まりました。
人を活かし文化を愛する名将が率いるチームの活躍に期待したいです。

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2月
モノやサービスを、シェアによって流通させる仕組みが、通信環境の発達で新しい広がりを生みつつあります。
通常の商売では成り立たないことでも、シェアであれば成り立つものはたくさんあります。
生活を豊かにし、文化の質を向上させる社会のあり方に大きなヒントを得ることができます。

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3月
震災以降、様々なニュースで原子力発電関連の情報が流れてきましたが、専門用語がわかりにくい上に情報そのものが混乱していたために何がどうおこっているのか?何がどう危険なのか?非常にわかりにくかった。
原発に関する基礎的な情報をわかり易く書いた本。

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4月
原発とその事故による被害等の基礎知識。
社会に対立する大きな派閥がある場合、両者の意見に耳をかたむけることは最初の一歩です。
長らく原発に反対していた人の情報や意見をまとめた本です。

[amazon_image id=”4163743200″ link=”true” target=”_blank” size=”medium” ]しあわせ節電[/amazon_image]
5月
原発が次々止まり、節電が長期的な課題になって来ました。
エネルギーと生活をどうするのか?
鈴木さんは言語学の大家で、学生時代教科書にも使わせてもらった面白い人。

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6月
スマートフォンやタブレットによって、ウェブを持ち歩けるようになってくると、HTML5の重要性が増していきます。
もうすぐ手が届く環境のために心の準備をする本。

[amazon_image id=”4864100985″ link=”true” target=”_blank” size=”medium” ]日本が融けてゆく[/amazon_image]
7月
政府の中から国を変えようとして、経産省から追い出された古賀さん。
日本の病の重さを身をもって教えてくれました。

[amazon_image id=”4344982290″ link=”true” target=”_blank” size=”medium” ]内部被曝の真実[/amazon_image]
8月
国会の委員会で魂のこもったメッセージを発した児玉教授。
いろいろな寄せ集めの本ですが、あのときあのタイミングで読むための本です。

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9月
低線量の放射線で、僕達の健康はどれだけのリスクがあるのか?
原子力の専門家は多くテレビで見かけますが、低線量放射線によるリスクの専門家はテレビでは見ることができませんでした。
この本は、その専門家と、抜群の質問力でわかりやすい情報を引き出す辛抱さんの本です。
気になる方は一家に一冊常備しておくと安心。

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10月
ジョブズ死す。
地球上から一人の英雄がいなくなってしまった。

[amazon_image id=”4393333012″ link=”true” target=”_blank” size=”medium” ]沖縄の真実、ヤマトの欺瞞 米軍基地と日本外交の軛 (神保・宮台 マル激トーク・オン・デマンド)[/amazon_image]
11月
防衛大臣や沖縄防衛局の失言が続き、普天間基地移転が微妙な空気になって来ました。
米軍が普天間にこだわる理由がこの本に書いています。

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12月
柳宗理さんがお亡くなりになりました。
心からご冥福をお祈りします。
ほんとうにありがとうございました。