なつかしい風景

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ちょっとした計画の仕事で、昔住んでいた家の近くに行ってきました。
今の家からかなり近いはずなのに、ほんとうに久しぶりでした。といっても5年ぶりくらい。
大きな庭の家や、壊れそうな古い家、当時は新しかった賃貸マンション。みんな健在でした。
すれちがった小学生は挨拶してくれるし、近所の人たちの自転車置場の台数も変わってない。
「縁とは異なもの味なもの」
中学校の国語の教科書のエッセイに載ってたフレーズが頭をよぎりました。

チョコ

先日サッカーを観ていたら、韓国にもバレンタインデーにチョコを贈る習慣が流行ってるらしいと言っていた。
日本で流行る物が韓国で流行り、韓国で流行る物が日本で流行る。そのルーツがあまり意識されることなくこれまであったように、チョコも流行ったのかーと思っていた。
さっきふと気がついた。
よく考えればロッテ!
ロッテといえば韓国では菓子メーカーを通り越して財閥の一歩手前のような勢いのある会社。それがチョコレートの販促イベントを知らん顔する訳がない。

日本でクリスチャンの風習が根付いたのはクリスマスイブとバレンタインデーのみと言っていいだろう。
クリスマスイブは、仕事納め前、会社の忘年会ラッシュの後というタイミングで忘年会のプライベート編という強烈な需要がある。
バレンタインデーは社会的に男女の交際が制限されていた時代に菓子屋が流行らせた。今となっては会社内で使えない上司をケアする手段に成り下がっている風もある。女の子同士でチョコを贈り合うのが流行っているのは、一人で買って一人で食べる侘びしさの解消と高級チョコの台頭が背景にあることも理由の一つか。

チョコの原材料カカオは(中)南米が原産らしい。
唐辛子もジャガイモもトマトも煙草もみんな南米。
いずれも韓国やイタリアやアイルランドやドイツなど国家の代表的な作物になっているものばかり。
本当に必要な物はルーツのことや、それまでどうやっていたか全然関係なく根付いてゆくものです。

そういう意味でチョコを贈る風習も、形は変われど今後も続いてゆくことでしょう。

松江

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その後松江に行って、出雲蕎麦を食べました。
五合庵という店で、比較的新しい店のようです。蕎麦の味わいも深く美味しい蕎麦でした。
そして隣の風月堂でかすてらと出雲小倉を買いました。ここに来るのは四度目くらいですが、実直な味が非常に気に入っています。
周辺の商店街をぶらぶらしたのですが、若い人がやってる小綺麗な雑貨屋が何軒か出来ているのでちょっとのぞいてみましたが、どこにでもあるような品揃え。

堀川巡りの乗り場のちょうど前だったので、堀をぼーっと一巡りすることを楽しみにしていたのですが、雨なのでそのまま松江を離れることに・・・

出雲の番茶

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週末、山陰に行ったときに、途中斐川町の出西に寄ってみました。
ここは柳宗悦ゆかりの出西窯も有名ですが、美味しい番茶をつくる西製茶所があるのです。
ここの番茶はもうかれこれ7〜8年取り寄せて毎日毎日飲んでいるので体の一部になっています。
人間の体の細胞は7年で入れ替わりますから・・・

つい先日もまとめて注文したのですが、一緒に頼んでいる人と分けたら心細くなったので、ドライブの途中で補充を兼ねて立ち寄ってみたのです。
非常に誠実な社長ご夫妻にお会いできて、ますますお茶が美味しく感じられるようになりました。

西製茶所