選手の帰国

駒野の涙で終わったW杯でした。
キックの精度には絶対の自信を持っていただけに、僕もショックが大きかったです。
帰国後の会見では、なんとか顔を上げて前向きな表情を見せてくれたので、なんとか一安心です。

会見の最後の今野のモノマネ。今ひとつピンとこなかったので、調べてみました。
どうやら闘莉王のコマーシャルの真似みたいですね。

次は南米開催です。今回と同じように、欧州勢は苦戦すると思います。
日本は、「ハエ(fly)がたかるような」サッカーをより進化させた、SuperFlyなサッカーを見せて欲しいものです。
アルゼンチン人でチリを率いたビエイサ監督など複数の名前が上がっています。
ビエイサは98年のW杯と、04年アテネ五輪でアルゼンチンを率いて日本と戦っています。
縁もあるので、すんなり決まるといいですね。
3バック好きなので、槙野などは非常にフィットしやすいかなと思います。
Jリーグは7月14日(水)19:00〜 ×セレッソ戦から再開します。


真似

ついでに、二人の仲よさそうな映像

決勝トーナメント

スペインの調子が上がってきて、なんとか一位通過したところで、決勝トーナメントが確定しました。

日本はパラグアイと。韓国はウルグアイとやります。
ドイツはイングランド。ゲルマンとアングロサクソンの65年ぶりの戦いです。
スペインはポルトガル。元々ひとつの国だったので元々イベリア半島のひとつの国でしたし、面白い戦いになりそうです。日本とパラグアイの勝者はここの勝者とやります。ちなみに欧州予選ではデンマークとポルトガルが同じグループで1位がデンマーク、2位がポルトガルでした。
ブラジルはチリと。南米予選1位と2位の戦いです。予選ではブラジルの2勝です。
アルゼンチンはメキシコと。どちらも元スペイン植民地のスペイン語圏同士。スタイルも近く面白そうですね。
オランダはスロバキアと。スロバキアは唯一決勝Tに進んだ東欧。国旗の順番は違えど、色は同じですね。
アメリカはガーナと。ガーナは唯一決勝Tに進んだアフリカ。ガーナは奴隷貿易の拠点だった場所なので、アメリカとは古い縁があるといえばあるかも。

日本代表は、世界を驚かせることに成功しました。
世界のサッカー界は、ビッグクラブのスタープレイヤーがその中心を占めてきました。
しかし、今回のW杯では、シーズンを終えた過労気味のスタープレイヤーの輝きが見えてこないことと、代表のスター選手が国外クラブでプレーすることが多いせいか、噛み合っているとは言えない状況にあると思います。
今回の欧州不振と、アジア、南米の好調さは、スターに依存しない地道で協調性に富んだプレーが結果につながっているということだと思います。

日本代表は、労を惜しまず、走ること。コレクティブに守備し、コレクティブに攻撃すること。敏捷性を生かし、無理なドリブルよりもショートパスを活かすこと。セットプレーを活かすこと。状況に応じた臨機応変な攻守。
オシムが地ならしと、基礎、土台を築き、岡田監督が発展させた日本らしいサッカーが出来ています。
まだまだ伸びていきそうな勢いもあります。
この調子で終りなき疾走に僕たちを連れて行って欲しいものです。

番狂わせの結果

グループリーグでは数々の番狂わせがありました。
リーグ4チームのうち、シードされた強豪が1位で抜けて、中堅のうちのどちらかが2位で抜けるだろうというのが平凡な予想だった。
世の中は平凡な予想よりも面白い。

Eグループは日本とデンマークの直接対決。
オランダ勝ち点6(おそらく1位)
日本 3
デンマーク 3
カメルーン 0(敗退)

Fグループはキウイ次第。
パラグアイ 4(1位か2位)
イタリア 2(2位か?)
ニュージーランド 2
スロバキア 1(?)

Gグループはほぼ確定。
ブラジル 6(1位だろう)
ポルトガル 4(2位だろう)
コートジボアール 1
北朝鮮 0(敗退)

Hグループは、ぜんぜんわからない。スペイン敗退の可能性有り。
チリ 6(1位か2位?)
スペイン 3(2位?)
スイス 3(2位?)
ホンジュラス 0(敗退)

という感じか。

これを決勝トーナメントに当てはめてみると、、、

オランダ×イタリア ブラジル×スペイン又はチリ
この勝者同士の勝者がベスト4

日本又はデンマーク×パラグアイ ポルトガル×チリ又はスイス
この勝者同士の勝者がベスト4

となる。

上のブロックは、出場国でもFIFAランキングの上位ばかりの死のブロック。
下のブロックは、下克上というか番狂わせの地味なブロック。

日本が決勝トーナメントに進出することがあれば、以外とやれるかもしれない・・・と思ってしまった。
番狂わせがなければ、日本のいるEグループの2位はイタリアと対戦すると予想されていたし、それに勝ったとしてもスペインと対戦すると予想されていました。
今夜から、各グループの2試合が同時開催されて、グループリーグが終わっていきます。
波乱が多かった今回の予選が、最後はどんな物語に仕上がるのか。最初のヤマが始まります。

Giant killing/番狂わせ

今回の南アフリカワールドカップは、番狂わせの試合が結構出てきています。
勝った試合では、韓国と日本、スイスが世界を驚かせたと思います。
FIFAランキングの順位差で計算すると、ギリシャ-韓国=35、カメルーン-日本=26、スペイン-スイス=24といったところです。
引分けの試合では、今日未明のイタリア-ニュージーランド=73がダントツです。
ホームで初戦の南アフリカ×メキシコは置いておいても、その次がスロバキア-ニュージーランド=66

アジア、オセアニア勢の検討が光ります。同時に、欧州リーグのスター選手を抱えるチームの苦戦が感じられます。
長いシーズンが終わってからの大会なので、選手のコンディションやチーム運営がまだ軌道に乗っていないのでしょうか。

一応、W杯にもジンクスと言うのがあって、、、
欧州チームは、欧州開催以外では優勝できない・・そうです。確かに欧州勢は勢いが無い。
あと、初優勝したのは自国開催のみで、基本的にはかつて優勝した国しか優勝できない。欧州と南米が交互に優勝し(2002ブラジル-2006イタリア)、コンフェデ優勝国(2008ブラジル)はW杯優勝できないそうなので、今回はアルゼンチンが優勝というのがジンクスのお告げです。どうなるのでしょうか。

ちなみに日本の予選最終戦のデンマークとのFIFAランキング差は10。
番狂わせとは言えない差です。
我慢するサッカーばっかりだったので、このへんで目がさめるようなパス回しを披露して世界をあっといわせて欲しいですね。

◯勝ち
韓国(47)2 – 0ギリシャ(12) △35
日本(45)1 – 0カメルーン(19) △26
スペイン(2)0 – 1スイス(26) △24
セルビア(16)0 – 1ガーナ(32) △16
カメルーン(19)1 – 2デンマーク(35) △16
ドイツ(6)0 – 1セルビア(16) △10

◯引分け
イタリア(5)1 – 1ニュージーランド(78) △73
南アフリカ(83)1 – 1メキシコ(17) △66
ニュージーランド(78)1 – 1スロバキア(38) △40
イタリア(5)1 – 1パラグアイ(30) △25
コートジボワール(27)0 – 0ポルトガル(3) △24
イングランド(8)0 – 0アルジェリア(31) △23
ガーナ(32)1 – 1オーストラリア(20) △12