昨日の韓国戦

昨日の韓国戦は、みんながっかりする結果だった。
恐らく、監督や選手が一番がっかりしたと思う。

細切れのホーム&アウェーを戦う予選と、長期間一緒に戦う本選では、相手も違うし、チームのあり方そのものから違う。
なので、予選と本選ではチームのポリシーが変わったとしてもびっくりすることはない。
でも、それが中途半端じゃ昨日のようなことになる。

強豪相手に、完全に崩して点は取れそうもない。
得意のショートパスを廻す攻撃は、鋭いカウンターやロングボールに弱い。
それで、守備に重点を置きつつ、攻撃もほどほど・・・という感じで監督としては調整したつもりだったと思うが、その結果を試す試合が、鬼門の韓国戦で壮行試合だったということ。
守備と中盤と前線では、選手の思いはちぐはぐで、それを一つにするには、試合経験しかない。それもいい形で勝てる試合。
残されたイングランドとコートジボアール相手の2試合で、同じ絵が描けるのか?時間との戦いです。

宇宙戦艦ヤマトのような悲壮感漂う旅立ちですが、自分たちのストロングポイントを信じて、思いっきりやればいいのではないかと思います。
オランダとの親善試合の前半のように、世界をびっくりさせればそれで十分だから。
オリンピック選手がいつも言ってることですが、大会を楽しむということ。
まずは監督が(開き直って)楽しんで欲しいものです。

ホーム初勝利 三角×四角

昨日は、ACLの第4戦、広島のホーム初勝利を祝うことができました。
ビッグアーチから登ってきた丸いお月さんも祝ってくれるそんな夜でした。

広島は、高萩が長期離脱、槙野、ストヤノフを欠いている状況ですが、浩司が快調に復帰していることと、横竹が存在感を増しつつあること、山岸がフィットしてきていること、山崎や桑田が復帰したことなど、すこしずつですが良い材料もあります。

広島は危ない時間帯はありながらも、華麗に攻撃し、泥臭く守ると言う感じで、非常にわくわくするサッカーを見せてくれました。
三角形を組み合わせたようにピッチに広がった広島の選手は、面白いようにパスが繋がります。
4バックのアデレードは、ラインを作りつつ攻めて来る感じ。
大柄で小器用さに欠けるアデレードは、非常に強いチームなのですが、疲れや季節の変化のせいか、激しさも今ひとつの感じでした。
横竹は非常に楽しみです。ガツンと相手を潰す感じが頼もしい。そういう選手は広島はあまりいないので。
佐藤の得点直前のフリーになる動きも要チェックです。フリーになって余裕でゴールしているように見えますが、CK蹴るまではGKやDFからこずかれるなど、しっかりマークされていました。蹴った瞬間すり抜けてあの場所に立ってると言うのはすごいことです。

しかし、ACLは面白い大会ですね。
ずーっと同じチームとのリーグ戦のJリーグやナビスコ、天皇杯に比べると、一試合にかけるモチベーションはまるで違います。
自分の町にこんなに面白いサッカーをするクラブがあってほんとに幸せです。
監督と、監督を信頼して任せている久保さんに感謝です。