家族のうた

それほどテレビドラマを観るわけじゃないのですが、現在観てる「平清盛」も「家族のうた」も、記録的な低視聴率のようです。
低視聴率というニュースを観るまでは、それほど悪いとも思わず、楽しみながら観てたのですが・・・
どちらも、面白い役者を主役に使っているのですが、その良さを活かしきれていないことが、この数字につながっているのでしょうか?

「家族のうた」は、サッカーで例えると、中盤ががら空きで、トップばっかりに人が張り付いてる・・・という印象は感じていました。
遠藤や長谷部のような中盤がいなくて、李と前田と岡崎と香川とカズとゴンを前線に張り付けてる感じ。
味のある名脇役がいて、主役を活かすプレーができていれば、名ドラマになった可能性もナキニシモアラズ・・・だったかもしれません。そもそも、パクリ疑惑のあった企画や、脚本が今ひとつという意見もあり。
しかし、シンプルに自分に向き合い、人と向き合うことで、ややこしい世の中で自由な表現をしていくという基本的なストーリーは、好感が持てるだけに、打ち切りは非常に残念です。
ロックな最終回を期待してます。

火の魚

NHKの朝の連ドラ「カーネーション」の尾野真千子さん。
腹の座った熱演を毎朝楽しみに観ています。
尾野真千子さんの出演もあと僅かですが、かつてNHK広島で制作されたドラマ「火の魚」が再放送されるようです。
2012年3月3日(土)19:00~19:55

芸予諸島で撮影されたドラマで、非常に印象深いものでした。
主には、江戸時代に風待ち港として瀬戸内でも有数の繁栄をした御手洗で撮影されたようです。
祖父母がその隣の島に住んでたので、子供の頃年に何度も船で通った思い出深いところです。
脚本はカーネーションと同じ渡辺あやさん。

ロケ地

原作は室生犀星。
室生犀星の小説『蜜のあはれ』(1959年)の表紙「金魚の魚拓」の製作をめぐる、室生犀星と装幀家の栃折久美子との物語です。

ザ・ホワイトハウス

昨日から、BSジャパンで「The West Wing」の吹き替え版「ザ・ホワイトハウス」が再び放映されました。
ファーストシーズンは22回。
以前、NHKで放映されて話題になったドラマです。

http://www.bs-j.co.jp/whitehouse/index.html

ホワイトハウス西棟つまりアメリカ大統領官邸に勤めるスタッフたちを描いたドラマ。
アメリカの政治システムや、アメリカの民主主義、メディアや支持率など、大変興味深い内容です。
映像のクオリティも脚本もよくできています。もちろん制作費も莫大な額だったそうです。
輸出を前提にドラマを作ってるので、それも可能なのでしょう。

泡沫候補だった元数学者の大統領候補が、若いスタッフたちの活躍で奇跡的に大統領選を勝ち抜き、選挙スタッフがホワイトハウスの中枢スタッフとして活躍する話ですが、日本の政治状況に近いところも多々あります。
昨日の第一話では、大統領が自転車事故で怪我をする話。
民主党による政権交代を成し遂げても、スタッフのミスや、失点を恐れる大統領の弱腰で、支持率がどんどん下がります。この調子では中間選挙も勝てず、再選は難しいというところまで追い込まれます。
それを反転させるのがこのドラマの重要なストーリーとなります。日本ではどうなるのでしょうか。