ECMWFその後

昨日、さんざん褒めたECMWFでしたが、、、一夜明けるとがらっと予報が変わっていました。
太平洋を北上すると見られていましたが、10日後も南シナ海に停滞したまま。
北太平洋から日本海、シベリアにかけて低気圧が発達することで、台風の北上の動きが封じられるのか?
気象というのは複雑で予想しにくいものだと改めて思いました。

ECMWFだけが台風の進路を予測

気象庁によると、現在南の海上に台風21号が発生したようです。しかし、その後の行方はよくわかりません。

一週間の予想天気図では、その台風21号がやや発達し西に移動している様子が伺えます。
この情報では、このまま北上するか、東にターンするかはよくわかりません。

しかし偉大なるECMWFは、一週間後の予想天気図でしっかりと台風らしきビジュアルを示し

8〜10日後の予想天気図では、確実に台風21号が四国の南方まで移動しているのが見て取れます。

行事や旅行など先々の雨や台風の予報が気になる人。
もしも10月16日に沖縄の東海上に、17日に高知の沖合に台風が到来してるようだったら、このECMWFは十分信頼すべき貴重な情報源となりますよ。
7日後の予報と10日後の予報の3日の差は大きい。

ヨーロッパ中期予報センター

台風が連続して発生していた時期、やはり天気予報は気になります。
しかし、日本の台風予測は、未来になるにしたがって予測円が大きくなるので、どういうコースを取るのか、あまり参考になりませんでした。
それで、台風が気になる時は、米海軍のサイトでチェックしていました。
日本とは時差が9時間あるので、時間は補正しなければいけませんが、予想のコースがラインで表示しているので、非常に予測しやすいです。

先日、テレビを見てたら、さらに有益なサイトが紹介されていて、試してみました。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)です。

ここは、10日先までの予想天気図が表示されます。
単に日本周辺の天気予報・・・というものでは当然なくて、世界が現在から未来にかけての天気図でつながっているわけです。
低気圧と高気圧が西から東に動くということに、地球の鼓動を感じます。
特に南の海上に低気圧があるときは、その後の動向をチェックしてみると、かなり参考になりますし、冬場は寒気の到来の予測に使えそうです。