防災について考えてみる その3

防災用品を買い揃えてみました。
普段使う可能性のあるものもあれば、災害がなければつかわないものなどいろいろなケースが有ります。

◯LEDライト、ランタン、ヘッドライト
電池で動く機器類は、電池の種類を揃えておくと便利だと思います。懐中電灯としては使えなくなった電池でもラジオは動いたりしますし、ストックも楽です。
僕は単三で揃えました。
LEDライトはGENTOSの単三1本タイプ。
ランタンは以前から使ってて気に入ってるものの現行機種。電球色がお薦め。落ち着いた空間をつくることができます。被災した時は気持ちが不安定だったりするので、光の質はこだわったほうがいいと思います。
ヘッドライトは同じくGENTOSの単三タイプ。

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◯サバイバルシート
防寒に威力を発揮するのがサバイバルシートです。安くて小さいものなので、かばんや車に積んでてもいいと思います。

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◯ストロー型浄水器、火打ち石
使うことがあるかどうかわかりませんが、ストロー型の浄水器とマグネシウム型の火打ち石。
高いものではないので、一度でも使うことがあれば十分。

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◯ナイフ
ビクトリノックスなどの十徳ナイフを用意するかどうかは好みの問題だと思います。
ナイフを使うシーンは、他の道具と違うケースが多いと思いますから、僕はナイフはナイフ単体がいい。
調理だけでなく、野外でロープを切ったり、瓦礫を整理したり・・ということもあり得ます。

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◯カセットコンロ

家で使ってるカセットコンロが持ち運びに不便であるなら、同じボンベを使うコンパクトなバーナーがお薦めです。風除けに使えるアルミの天ぷらガードも一緒に。

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防災について考えてみる その2

災害に遭ったり、その後の不自由な生活を送ることも、広い意味の人の生活であることは間違いありません。
望む、望まないにかかわらず。
防災用品をいかに揃えるか?どう準備するのか?
そこも、ネガティブな条件、ネガティブな環境をいかに気持ちよく暮らすか?という発想で考えたい。

まず、使うシーン、使う場所で整理してみました。

1.サバイバルのためのコンパクトな道具群 → リュック型の避難袋
 個の生命を守るための最小限の道具。被災した後、避難所に到着するまでに必要な道具。
およそ12〜24時間程度すごすためのもの。
□救急セット
□防寒用のアルミシート
□空腹を癒す簡易食品
□ナイフ、栓抜き、缶切
□懐中電灯
□ラジオ
□ポンチョ
□ライター、火打ち石
□浄水器
□ホイッスル
□軍手
□歯磨き、タオル、ティッシュ、マスク、小銭
□予備のメガネ
□水 500ml

2.避難した場所で生活するための持ち運び可能な道具群 → 大型の持ち出しバッグ
 緊急避難し、状況を把握した後の生活に必要な道具。
もしも2〜3階に住んでいるなら、地上に下りるための縄梯子もあったほうがいいですね。
□医薬品
□カセットコンロ、ボンベ12本
□鍋、小型圧力鍋、食器
□食料
□寝袋
□衛生道具、石鹸、トイレットペーパー
□ランタン、ヘッドライト
□カッパ
□水タンク
□ラップ、ビニル袋
□さらし10M:手ぬぐいにも包帯にも使えます。

3.ライフラインが途絶えた自宅で暮らすための道具群 → 宅内に分類貯蔵
水道や電気、ガスがなくても最低限の生活ができるように。
□救急箱
□食料
□飲料水:2L*人数*3日分
□生活用水:18Lポリタンク
□ブルーシート

キャンプなど山でのサバイバルと、市街地で被災した場合のサバイバルでは必要な道具が異なってきます。
市街地では避難所が整備されているため、小学生の通学距離に避難所があると思います。
避難所に辿り着ければ、先ずは災害から逃れたと言っていいでしょう。
そのときに持ち出せる重さ、容積、バッグの形、置き場所などを配慮したほうがいいと思います。
詰め込みすぎてもしかたがない。

入りきらないもの、又、自宅に取りに帰る事ができたときに利用するものを、大きなバッグに用意しておきます。お湯が沸かせるかどうかが、その後の食生活に大きな影響を与えます。カセットコンロ、ボンベ、鍋、食器があればいいですね。カセットコンロは風に弱いので、防風のためのアルミの天ぷらガードがあれば完璧です。寝袋も必要になると思います。テントがあれば尚よし。キャンプ道具とほぼ同一内容でいいと思います。

家で生活できる状況であっても、水道が止まってしまえば非常に困ったことになります。
トイレも使えない。電気がないと携帯の充電もできないし、パソコンも使えない。
そこで、電気ガス水道が止まっても暮らしていける最低限のものをストックしておいたほうがいいと思います。台風で長期間停電することもあり得ます。
飲用の水に加えて、生活用水もストックできるといいです。
保存食品は、防災用の物が沢山出ていますが、それを買い込むことが果たしていいのか?
それよりも、日常的に使えるものを常にストックして使いまわす方がいいのではないかと思います。
賞味期限も、1年程度のものであれば普通の食品から探すのは難しくありません。
それを年に一度(例えば毎年3月11日とか9月1日とか)入れ替えて食べてしまうというのが無理なくできるように思います。
お湯がなくても食べれるものもあったほうがいい。乾パンやアルファ米は定番ですが、リッツやグラノーラ、ビーフン、ビスケット、フルーツの缶詰などいろいろ工夫すると多様な食生活が送れると思います。

防災について考えてみる その1

先日、今度結婚する友人(師匠)にお祝いをしようと思って連絡すると、新しく家族となる二人の生活の原点となるサバイバルグッズがいいとのことでした。
今年の防災の日にたまたま宮崎駿の「風立ちぬ」の関東大震災のシーンを観たこともあって、防災のことを前向きに考えようと思っていたところだったので、我が家も便乗することにして、いろいろ研究することにしました。

先ずは、漠然と災害と思っても仕方がないので、それぞれの家を基本に起こりうる災害のことを考えてみます。自治体がハザードマップを作成していますから、具体的に定量的に起こりうる災害を想定するところからスタートします。
大きいものでは地震ですが、大きな揺れだけでなく、火災や津波、土石流も起こりえますし、その後の余震やライフラインの破壊等様々な複合的な災害になりえます。
水害は津波や高潮、河川の氾濫、広島の三角州であれば内水面浸水も起こります。
台風や竜巻も今年は大きな災害を起こしました。

広島県防災web
平成19年度(2007年度)広島市地震被害想定調査報告書

次に、過去の災害や復旧に関する資料に目を通します。
地理的環境が似ているケースのものがいいと思います。太平洋沿岸でしたら東北、都市部であれば阪神等。
人間は楽観的でも有り、悲観的でもあり得ます。どちらも未来を想像する助けにはならないので、極力身の回りの環境がどうなるのか?想像してみることが大切です。
例えば、我が家は太田川の氾濫では浸水50cm未満。津波は30cm以上1m未満。
最寄りの活断層が震源となる地震が起こった時、最大震度は6強。その時木造の16%は全壊、30%は半壊の予想です。死者の想定は5000人のうち10人、負傷者100人。2000人が小学校に避難し、そのうち1000人が避難所に滞在し続け、1000人が疎開するという想定です。
全壊、倒壊の建物から救助又は脱出できるかどうかが、先ずは重要と思われます。斧やバールを取り出しやすいところに用意しておいたり、鞄にホイッスルを入れておくことなども効果的と思います。
半数近くの建物が全半壊する予想ですから、避難所に大量の人が溢れる予想。断水を含むライフラインの破壊も起こるので、地震後の生活を維持するための道具や備品のストックも必要になると思います。
特に衛生関係備品はみんな非常に困ったようです。

同時に防災の本を読んでみました。
命を守る又は救う事のできる時間が過ぎた後は、被災地での生活が始まります。
阪神大震災では、最長7ヶ月の避難所暮らし、最長7年の仮設住宅暮らしをした人がいます。
重要な情報をメモしているだけですごく助かることもあると思います。

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