日本時間の1月12日AM2:00より、サンフランシスコで行われるマックワールドでスティーブ・ジョブズの基調講演がある。
年に数回のトップ直々の新商品のプレゼンテーションの場なので、一部のMac好きの人は眠い目をこすりながら、配信される動画と、同時に書き込まれるあちこちの掲示板に目をこらすことになるだろう。
http://www.applelinkage.com/mw/mwsf05.html
今回の目玉はフラッシュメモリタイプのiPod。
製造委託先等々から漏れた情報から発表されるのはほぼ確実と見られている。
需要の大きい低価格小容量ものをつくることは、既存のiPodに使われているHDDの生産数が追いつかないことも理由とされている。
大学等向けの低価格MacであるeMacもCPUがG5になると同時に液晶ディスプレイ化されるという噂が濃厚。これは非常に期待している。
PowerBookはあいかわらずCPUはG4らしいが、他に魅力有る仕掛けを期待したい。
かつて世界に革命を起こすためにパーソナルコンピューターを「発明」したジョブズが、若き日の革命の夢を諦め、ミーレの洗濯機のようなプロダクトをつくることに徹することに目覚めてはや10年も経つだろうか。
NEXT時代に開発したものをAppleで再開発していた時代が続いていたが、iPodの思わぬ成功が彼の今後の方向性を大きく変えてゆくだろう。
小さくて安い、単なる工業製品をつくることで、世界の文化や生活を大きく変えうる可能性を獲得したわけだから。