瀬戸内の島

お盆に祖父母や先祖のお墓参りに行ってきました。
とびしま街道を渡って愛媛県の小さな離島へ。
陸路は広島県とつながっていますが、生活の軸は四国の一部として機能しています。

子供の頃、盆踊りで賑わった神社はひっそりと駐車場になっています。
祀られているのは大三島の大山祇神社の大山津見神の娘である木花之佐久夜毘売です。富士山の御神体と同じ。
島の裏側には、大崎上島と向かい合っていて、西方面から大三島に向かう水道を構成しています。その水道に面した岬に前方後円墳があります。

空き家となった祖父母の家はもちろん、集落の多くに生活の兆しは失われています。
子供の頃から年に何度も遊びに行っていた集落を歩くと、当時の顔見知りのおばあさんたちの声や笑顔が目に浮かびます。
何軒かの家から生活の音が聞こえてくると、ほっと喜びがこみあげてきます。

それでも島の若手の人たちは、ブランド鯖や、柑橘類の加工食材を活用したチャレンジをして未来につなげる努力をしています。
昔の記憶を大切に思うかぎり、今後も足を運び続けたいと思いました。

コメントする

CAPTCHA