Think Simple

[amazon_image id=”4140815450″ link=”true” target=”_blank” size=”medium” ]Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学[/amazon_image]

去年から続いているapple/jobs本を色々読んでみましたが、一番興味深い内容の本でした。
著者のケン・シーガルは、appleやNextでジョブズと共に仕事をした歴史の長い広告代理店のクリエイティブ・ディレクターで、ジョブズからも深い信頼を勝ち得ていた人物です。
社内の人材と違って、ジョブズと上下の関係ではなく、組織の外から共に仕事をするという関係でのエピソードが多く、ジョブズの発想や仕事の仕方を学ぶことができます。
特にApple再生の尖兵となったThink differentキャンペーンや、iMacのネーミングのエピソードは興味深いのですが、やはりジョブズのSimpleへの捉え方、仕事の進め方については面白かった。

実際、様々な企業からAppleのようなSimpleな広告作品を作って欲しいという依頼は多いそうです。
しかし、そのプロセスはまるでSimpleじゃない。
最終的な見た目をSimpleにしたところで、Simpleなプロダクトはできない。
ジョブズの禅への理解は若干疑わしいと思っていましたが、これを読んで、深い理解を感じました。

集団で仕事をする人、何らかのモノをつくる人、またはそれを学ぶ人にオススメの本です。

http://kensegall.com

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