安全な食品

[amazon_image id=”4396620454″ link=”true” target=”_blank” size=”medium” ]「安心な食品」の見分け方 どっちがいいか、徹底ガイド[/amazon_image]

安部司さんの「安全な食品」の見分け方 を読んでみました。
安倍さんは、もともと、食品添加物を操るやり手営業マンでしたが、家族が自分が関わったミートボールを嬉しそうに食べてるのを見て、改心し、その危険性を訴えることにしたそうです。
もともと業界の人だったので、知識や技術に詳しく、同時に解りやすく解説しているので非常にわかりやすい内容でした。

・食品を買うときは原材料欄をチェックする。家庭にない原材料は要注意。
・激安の商品と高い商品を比較すると、安さの原因を理解しやすくなる。→安いものには訳がある。
・無理につくられた食品は、長期保存やお手軽調理を目的とするものが多い。→無理な長期保存やお手軽でない食生活を送ればいい。

この本は食品添加物だけをテーマとしていますが、近年は遺伝子組み換え作物も身近に迫ってきているようです。
遺伝子組み換え食品は下記のレポートに完結にまとめてあります。

遺伝子組換え作物をめぐる状況

遺伝子組み換えの主な農作物は、とうもろこしや大豆(二品目で8割)です。

大豆は全栽培量の77%が遺伝子組み換え、とうもろこしは26%。遺伝子組み換えでない大豆の調達はかなり苦労してるような状況のようです。

・醤油は、信頼出来る地元企業のものを選びたい。(醤油のように農作物の原型が残らないものは表示義務はない)
・納豆は高くても国産大豆を使用してるものを選びたい。
・とうもろこし(コーン)を使ってるものは無理に食べない。
・毎日使う小麦粉(強力粉)は国産。

高度成長期以降、コストや利便性を優先する社会が、食品生産や流通を大きく変えてきました。
安全安心な食生活を送るためには、不便で手間がかかる昔の食生活に極力近づけることが基本的な姿勢だと思います。

人間と数千年、数万年のお付き合いのある有害物質は、それを排除する機能を人間が獲得していますが、数年、数十年、数百年レベルでは、まだ排除機能ができていないようです。
煙草や砂糖(ショ糖)への耐性ができるのもあと数千年かかるそうです。

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