対馬海峡を手漕ぎボートで渡れるのか?
答えは条件付でYESです。
対馬、壱岐に立ち寄りながら。かつ冬以外なら何とかなるかもしれない。
秋雨前線が通過した後から、春一番が終わる頃までは、シベリアからやって来た高気圧による強い西風で、海面の波高も高くなり、よほど自信があるボートじゃなければ沖に出ないと思います。
江戸時代の北前船もこの季節は、全面運行停止していました。
無理した航海で、舵を壊してロシアまで漂流という話もよくあったようです。
途中まで、密航船でやってきて、上陸時のみゴムボートを使ったのか?
弥生時代の最初、大陸から大量の亡命者がやってきましたが、呉の亡命者は、この半島経由ルートと言われています。
その日の目的地が目視できるので、体力があれば、江南から日本まで来れるのです。
魏志倭人伝もこのコースでした。
官僚の密入国事件。あまりにも準備不足な上に、時期も悪い。
風船おじさんのようにすっきりしない事件です。