中田はイタリア移籍後の初戦であるユベントス戦で二点取ったのですが、その相手であるユベントスのFWはデルピエロとインザーギ、トップ下はジダン、リッピ監督だった。因縁を感じますね。丁度8年前の1998年。ちなみに僕はまるっきりサッカーには興味ない時期だったけど。
そのセリエA第一節で中田と戦った連中も、中田と同じように今回のW杯は複雑で思い出深いものとなっただろう。
ユーベは八百長で三部に降格し、サッカーを辞める人も、代表は辞めるがサッカーは続ける人もいる。
そうした歴史的な変化に無理に意味づけを行う必要はないが、勝利の女神がいるとしたら、きっと意地悪で残酷で、永久に努力を強いるオシムのような人なのだろう。
最後の瞬間だけを美しく飾るだけが人生じゃない。最初の瞬間と最後の瞬間が同じくらいのウェートになった頃には落ち着いて振り返ることもできると思う。
しかし中田もジダンも若いね。