先日、深夜に伊予灘地震が発生しました。
M6.2で震源の深さは78KM
広島は震度4で、最大震度は5弱といったところです。
廻りの方々の反応は、、、びっくりした!といった程度で、大きなトラブルもなく一安心。
この地震は、H19年の想定では、30年以内に40%の確率で起こると言われていたものです。
2001年の芸予地震が、50年ごとに繰り返し起こった地震よりもMが小さかったので、近い将来、伊予灘で同規模の地震が起こるのではないか?
という予想でした。
H19年の広島県地震被害想定調査報告書では、M7.25で最大震度6弱
恐るべきは、、、全壊5800棟、半壊37000棟、死者170人、負傷者37000人、避難者12万人という想定の内容。
揺れた瞬間、南海地震か、伊予灘か?と思いましたが、伊予灘との速報が入った時、防災関係者はドキッとしたと思います。
想定よりも小さくてほんとによかった。
瀬戸内海西部で起こると想定される地震は、岩国、五日市、己斐の各断層によるものですが、確率は2%以下のもの。
とりあえず宿題はこなしたと見るべきか?
ただ、過去の伊予灘は、南海地震と同時期に起こったものもありますし、連続して起こったこともあります。
緊張感を維持しつつ今後も暮らしていくべきであることは、言うまでもないとは思います。
特に、南海地震が近づいているとの研究者の発表もいくつかあります。
単なる地震による揺れの被害だけでなく、社会的混乱も含めた準備をしておく必要はあると思います。
ところで、広島県地震被害想定調査報告書(H25.10)が新たに作られました。
最大限の被害を想定した報告書ですので、今回の伊予灘地震では津波が発生し、数千人規模の死者が出るとの予想です。
こうした防災を目的とした予想は、把握しておく必要があると思いますが、必ずそうなると前提条件として用いるには不向きなように思います。