小保方さんの会見

ニュースとしては、ほとんど興味のなかった小保方さんに関する問題でしたが、たまたまテレビをつけていたら記者会見が始まったので、最後まで見入ってしまいました。

結論から言うと、この問題は、マスコミによるオウンゴールではないかと思いました。
もしも、小保方さんが普通のおっさんだったら、論文が科学誌に掲載された程度のことであれだけのニュースになっただろうか?
同じく、論文の文章や写真を緻密に精査する同業者が生まれただろうか?
論文を作り上げる手法に瑕疵があった場合、今回のような騒動になっただろうか?
結局、ニュースのネタになるから持ち上げ、同じ理由で地面に叩き落とす。これまでと同じようなマッチポンプが発動した。ただそれだけの話しだったように感じました。会見場の記者やレポーター?の質も。。。
理化学研究所も、そうしたマスコミに向けて変なアピールをし、問題が起こればマスコミ向けに変な蜥蜴の尻尾切りのようなストーリーをつくった。
弁護士の力を借りてでも、2時間半の間世間と直接向かい合った小保方さんを見なおしたという人は多かったと思う。

もしも同じような瑕疵のある論文があるなら、同じように吊るしあげられるべきなのかもしれないが、早稲田大学の同じ学科の博士論文のみの調査だけで終わりそうな気配。
素人としては、最高学府の博士論文も同じような調査を行って、その違いがあるのかないのかも含めて知りたいところ。

デジタルの技術を使って様々な表現を行う時代。
引用や複製、加工は安く簡単に行える。
だからこそ、そのルールやマナーは身に付けるべきでしょう。
ただのコンプライアンスの問題としてしまうのではなく、自分の身を守るためにも。

写真は、マスコミの群れの行動を眺める藤原新也。

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