ジャパネスク・モダンという言葉は何とも言いようがない響きだと思いますが皆さんはいかがでしょうか?
このたび、経済産業省が「新日本様式」協議会という団体をつくって、該当する商品を選定しようということになったようです。
自動車、携帯電話のようなものから、ウォシュレット、おみくじのようなものまで上手に選んでいると思います。逆に言うと意外性がないかな。
ただ、ジャパネスクというだけあって、「日本」の位置づけが安直じゃないか?とも思う。
過剰サービスなもの、やたら手が込んでいるもの、テクノロジーの粋をこらしながらもそれを感じさせないもの、やたら女々しいものなど、ある一断面で切り取った日本的なものでしかないぞ。
それがジャパネスクという切り口なんだろうけど。
数寄屋やお茶や能だけが日本の文化だと言ってるようなもの。
琉球文化やアイヌ文化も日本文化だというのはちょっと極端かもしれないけど、関西から東海、関東地方だけの文化様式を「日本様式」というのはさすがに高度成長期以降の資本構造の立場でものを見過ぎている気がする。
腰を抜かすようなチョイスを今後は期待したい。日本の文化は、基本的にそういうものだったはずだから。
日本全国色んな国の建物が乱立している日本
ジャパネスクというには程遠い。
日本てわかる風景画をどこでも描ける。
外国の人が観光に訪れても、ここが日本といえる
近代的であり日本といえる町並みを法規的に
作ってほしい。
そして大企業は住宅建築には手をださないように
法令を作ってほしいなんて無理でしょうが
私は希望いたしますね。