新年早々新しいMacとiPodが登場しました。
噂サイトや某巨大掲示板などで事前に取りざたされていたものが、素直にどっと出たという感じ。
僕の予想は大部分が当たり、一部ハズレ。
Mac miniは、Windowsを使っているiPodユーザーや、デスクトップ機の買い換えユーザーを対象としている新しいカテゴリの商品。
技術的な目新しさはないが、コンパクトさと、噂通り$500だったことが一番のウリ。
不発に終わったCubeは、ジョブズの前の会社でつくったNextCubeを意識していたが、今回もCubeの反省を大いに生かした仕上がりになっている。
OSXのバージョンアップ(Tiger)時に真面目に検討したい。
これならリビングのテレビを、テレビチューナー付き液晶モニタにして、傍らにちょこっと置いて、キーボードとマウスをワイヤレスで・・・という使い方もできる。
iPod shuffleもほぼ予想通り。
小型の液晶モニタを付けるかどうかが、この商品をつくる上での決定的な選択のポイントだった。
ローコストと小型化のためにモニタレスにしたとのことだが恐らく違う。
既存のiPod、iPodminiを単に記憶容量を少なくかつ安くするだけのものはつくらないと思ってた。
従来のものがハードディスクの大記憶量を生かし、持ってる曲を全部載っけることを目的としているから、今回の小容量である今回は、人と音楽のありかたを大きく変えてくるだろうと読んでいた。
残念ながらヘッドホンで音楽を聞く習慣がないので、欲しいとは思わないが、これは工業製品と人間の生活の重要な接点を生み出した作品と言っていいだろう。
蓄積された音楽をランダムに再生されることは、CDで音楽を聞くというスタイルの中では非常に限定されてきた。
限定されたパッケージで流通する音楽から、単品の曲がインターネット経由で流通する音楽の時代をまさに象徴している。
これがワイヤレスでパソコンのiTuneとシンクロする日も近いと思う。つまりiPodshuffleを身につけて、母艦に近づくたびに気付かぬうちにiPodshuffleの中の曲が入れ替わり、連続して音楽が再生されること。そうなると人と音楽の間に機械の操作という野暮なことが目に見えなくなり、よりこの商品の目的が発揮されることだろう。