観たり観なかったりする朝ドラですが、今回のエールは毎回観ています。
音楽愛を貫く制作陣やキャスティングと、学生時代を過ごした豊橋が舞台であることもその一因ですが、本来は東京五輪に向けて華やかな空気を醸成しようとしながらも、突然の新型コロナウイルスのパンデミックによって社会における役割自体が大きく変わってしまったことをどのように受けてめていくのか?というあたりにも興味があります。
ちなみに二階堂ふみ演じる一家が住んでいた豊橋市の実家は、下宿から徒歩圏でした。
今週は、主人公の作曲家がビルマのインパール作戦を慰問に行くエピソードでした。
実際にも、火野葦平や向井潤吉とビルマに慰問に行き、古関さん以外の二人は戦地に行き、その時の火野さんのメモや向井さんのスケッチが「インパール作戦従軍記」にまとめられています。
以前、先祖調べをしていた時に、遠い遠い親戚の男兄弟二人が、ビルマと硫黄島で戦死していました。
せめてどんな状況だったか調べてみようといくつかの体験者の記録をいくつか読んだ一冊が火野葦平の本でした。
朝ドラは来週からは戦後の新しい展開を迎えていくと思います。
疲弊した社会で音楽がどのような力を発揮するのか。楽しみにしています。