ポニョ

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先週末にポニョを観に行ってきました。
シンプルなストーリーで、手書きのアニメーション、小さな子供を対象にした、、、、ということだったので、ある程度予想は出来ていたのですが、原点に戻ったという印象でした。
僕にとっての宮崎駿の原点は、ハイジとコナン。
ポニョはハイジの無邪気さとコナンの運動能力を兼ね備えるキャラクターに見えたのです。
ナウシカの漫画以降、自然と文明の激突!のような人類の難問をテーマにしたり、CGという道具を使いこなす絵づくりをしたり、、、という時期が長かったので、絵の力で最後の作品をつくるというスタンスは非常に嬉しかったです。

テレビドラマであれば15分ほどのエピソードだと思いますが、それを海のもつ様々な表情をふんだんに盛り込むことで長編映画に仕立てています。
足場が不安定な魚の上でのポニョの動きや、粘り着くような海の質感、お父さんとの交信の時のモールス信号のメカの動きなど、宮崎駿らしさが十分楽しめたと思います。
元々監督業よりも、絵を動かすことが専門だった宮崎さんにとって、監督や脚本など全てを行うことは、年齢的にも大きな負担だったと思います。
今後は、短編でもいいから、マイペースで作品を作り続けてくれることを願っています。
宮崎駿と同時代に生きていて、次なにつくるんだろう?と期待しつつ暮らしていけることは、ほんとに大きな意味を持っていることだと思います。

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