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ぷち日々雑記

2000年7月 

Beautiful Songs

大貫妙子、奥田民生、鈴木慶一、宮沢和史、矢野顕子がくっついて並んで、うたを歌うというポスターを見れば、それだけでもう聞こえてくるでしょう。
鈴木&奥田がギターじゃかじゃかやって歌い、矢野ピアノで大貫ヴォーカルが涙を誘い、宮沢&矢野のハーモニーに酔い、奥田のラーメン食べたいにうなる。贅沢だ。
振り返ればいつもそこに歌があったじゃないけど、あの頃のことを鮮明によみがえらせてくれる歌がある。このメンバーの歌声は、いつの日かの心に届いていたから。こうして同じ時を同じ場所で過ごせるのは、懐かしく嬉しく切なくそして新鮮でもある。
五人のステージでのテンションが心地よく、会場の人々がなんだかみんないい人になったみたいな感じ。後ろの席で大貫妙子が歌う度に泣いてた女の子や、みやざわーと叫ぶ二人組の男の子。うたはいいよねえ。気持ちがとてもよくつたわる。
ところで、あのクールな大貫さんが奥田さんのことを大変ほめて(?)いた。人気があるのが納得できます、ファンになりましただって。実は私も、あのすぐに3の線でおちゃらけてバカなことばっかり言って、本当のところは隠して見せず、でもとてもストレートにその存在は胸にくる。恋愛感情になり損なってかえって忘れられないような、まだ不器用な高校生ぐらいの青臭いような気分で彼を見つめていた。あんなふうに存在そのものがうたにのっかってると、すごい説得力がある。でもあのタイプとは深入りしない方がいいな。
もう、コンサート会場に向かう時から帰ってくるまで、わたしずっと幸せな気持ちでした。これぞびゅーちふるな夜。
トシくってばーちゃんになったら孫にでも自慢してやろう。

*ビューティフル ソングス
 2000.7.16
 広島郵便貯金ホール

 

 

 

 


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