なぜだかわからないようで、わかる気がするのは、ある作家のことがいいと思うと、その家族もいいと思ってしまうこと。最初、まず武田百合子が好きになって、武田花もやっぱりいいと思うし、武田泰淳も範疇に入ってくる。最初、島尾敏雄を読んで、島尾ミホもやっぱり読んで、島尾伸三は他人とは思えなく、島尾まほに至っては、姪かなんかに思えてしまう。佐野洋子って面白いなと思っていると、谷川俊太郎と一緒になっちゃうし、(現在は違う?さだかではない)最近偶然手に入れたこのCDの谷川賢作は、俊太郎氏の息子ではないか。彼らの赤い糸を、知らぬ間にたぐっているのか? 最初、あーヴォーカルのない矢野顕子だって思う。確か俊太郎氏の息子は音楽をやってたはずだけど、このストレートな感じ、すこーんとはまってくる感じ、谷川家のなせる技か、と思いホームページを検索してみると、大当たりでした。あー嬉しい。こんな風に出会いがあるの、とっても嬉しい。
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